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トラック運転手の秘かな悩み

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トラック運転手の平均年収は約400万円だと言われていて、40歳前後のサラリーマンの平均年収約400万円と同じくらいです。仕事の内容はトラックの運転が中心です。「運転がとっても大好き」という人にとって、その好きなことをして結構な収入を得られるので、とても魅力的な職業だと言えます。
しかし、そんな、人からうらやましがられてしかるべきトラック運転手も、その職業なりの、秘かな悩みを抱えているのです。

そこで今回はご参考までに、トラック運転手がひっそり抱えるその職業ゆえのお悩みを公開しちゃいます。

1. 腰痛

トラック運転手は長時間、運転席に座ったままの姿勢を続けるので、腰痛やら肩こりになりがちです。安全運転に集中しなきゃという精神的な重圧もあって、腰や肩がバッキバキに凝ってしまいます。
それゆえに、体型にあったクッションを持ち込んだり、時間を見つけてはストレッチしたり、腰痛対策は欠かせません。
トラック運転手は運転だけではなく、荷の積み下ろしなどの体を動かす仕事もあります。体力的にしんどい仕事をこなすほうが、収入が上がったりするので「楽をしたいけど、稼ぐには体力仕事もしなきゃ」という葛藤があります。

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バキッ

2. 待ち時間が長い

トラック運転手は決められた時間までに届け先に荷を届けるのが仕事ですが、届け先の都合で待たされることがかなりあります。
これがあるためにトラック運転手の拘束時間が長くなり、労働環境が過酷だということでトラック運転手の人手不足につながっているので、業界としてもこの「待ち時間」を減らすように取り組みを始めています。
しかし、すぐに改善されるわけでもありません。

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待つのも仕事?

3. 荷主

運送会社にとって荷主はクライアントなので、その言うことはある意味「絶対」です。商社の営業マンにとってもクライアントは「絶対」なので、それと同じです。
もちろん荷主と良好な関係性を築いているからこそ、長年、しっかり仕事を続けられているのですが、中にはひどい荷主がいるのも事実です。「荷主が運送会社に対する態度を改めてくれれば、もっと気持ち良く仕事できるのに」と願っているトラック運転手も少なからずいます。
「人と人の問題」もあるのかもしれませんが、だからこそ看過できない問題でもあります。

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人間関係は難しい

4. 出会いが少ない

独身のトラック運転手には、なかなか出会いがなく、結婚相手が見つかりにくくなっています。トラック運転手は拘束時間が長く、せっかくたくさん稼いでいるのに、そのお金を使っている時間がない、のかもしれません。
女性の皆さん、結婚相手としてトラック運転手は狙い目ですよ。

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いつか、どこかで

5. 世間から冷たい目で見られがち

トラック運転手は平均年収が約400万円だと言われているのにも関わらず「乱暴者が多い」「低学歴」「がさつ」「汚い」などと思われ、中には「底辺職」だなんて言う輩もいるほどです。なかなか世間からきちんと理解されていないようです。
悲しいことです。

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悲しいこと

6. 食事が偏る

時間厳守で届け先へトラックを走らせるトラック運転手は、なかなか余裕を持って食事している時間がありません。「食事はできるときにちゃっちゃと済ます」が基本になってしまい、街道沿いのファミレスやラーメン屋、もしくはコンビニ弁当になりがちです。
しかもトラック運転手は体力仕事なので、つい栄養バランスを考えるよりも好きなものをガッツリ食べたいと思ってしまいます。
栄養バランスが偏ることによって起こる腰痛もあります。そうでなくても、体が資本のトラック運転手は、日ごろから栄養バランスを考えた食事を心掛けなければいけません。

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栄養バランスを考えた食事をしたいものです

7. 寂しい

トラック運転手がトラックを運転するとき、隣には苦虫を噛みつぶしたような表情の上司も、なんだかイキっている同僚もいません。言わばトラック運転手は「1人気ままに仕事できる職業」です。
しかし、人はときには誰かと触れ合いたいものです。他愛無い雑談をしたいものです。
もちろん、スマホなり無線なりで、他人と話すことはできます。それでも基本的にはトラック運転手は1人です。
この先、渋滞になりそうな「雰囲気」を感じたとき、このまま真っすぐ行くべきか、すぐに抜け道を探したほうが得策か、1人で決めなければいけません。
スマホや無線で誰かに相談するのは構いませんが、恐らく「アホか。自分で考えろ」と返されるのがオチです。孤独っちゃー孤独です。
また、トラック運転手の仕事は拘束時間が長いので、何日も家を空けることになり、奥さんと語らったり、子どもたちと遊んだりできる時間もあまりないかもしれません。

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孤独

8. 交通事故では加害者になりやすい

交通事故に遭った場合、過失がなくても加害者になりやすいのがトラック運転手です。もちろん、交通事故に遭わないよう、日ごろから安全運転を心掛けるのがプロドライバーの務めですが、他者の過失によって事故に遭遇することもあります。
相手が自転車や普通自動車、ましてや歩行者だったりすると、トラックにはほとんど被害がなく、相手に大きな被害が出てしまいます。相手に法令違反があっても、トラック運転手が逮捕されてしまいます。
もちろん、相手に明らかな過失があると、逮捕はされても不起訴になりますが、それでも精神的にはかなりなダメージになります。

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交通事故には気をつけて