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トラック運転手の恐怖体験

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日本の物流を、引いては日本の経済、社会、人々の生活を支えるトラック運転手の仕事は「国の宝」とも呼びたい、尊いものです。その一方、トラック運転手は過酷な面もある仕事なので、やはりマッチョなタフガイをイメージします。恐らく、世の中に怖いものなんてないのだろうと、勝手に思ってしまいます。本当、世間って勝手です。
トラック運転手だってにんげんです。生きているんです。生きているから歌うんです。手のひらを太陽にすかしてみれば、血潮が真っ赤に流れているんですよ。

トラック運転手がたとえイメージ通りのマッチョなタフガイだとしても、やはり怖いものはあるはずです。

自転車がいる!

トラック運転手が何よりも恐怖を感じる存在、と言うか厄介に感じるのが自転車。
自転車は曲がりなりにも車両であるがゆえ、ときには車道も走っています。いやむしろ、原則的には車道を走るべきものだそうです。
しかし、自転車は運転免許も不要なので、自転車に乗る人は交通ルールに無知だったりしますし、何よりも体をむき出してにして無防備で車道を走り、しかも車輪が細いからか、ドライバーから見るとえらく不安定に走行しています。
トラック運転手からすると、その存在が見えにくいので、余計に怖いのです。急に間近にその存在が見えたときの恐怖たるや、まさに全身から血の気が引く感じです。
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トイレがない!

尿意を催したときにトイレが見つからないのも、恐怖以外の何ものでもありません。長時間トラックに乗ったままになるトラック運転手にはたまりません。こんなときに渋滞にでもはまったらと、考えただけでおかしくなりそうです。
あらかじめその日のルートを確かめ、トイレが見つからなさそうな予感がしたら、なるべく水分摂取を控えたりします。また、どうしてもダメってときのために、携帯用トイレを常備しておきます。
しかし、やはりトイレ以外の場所でするのは抵抗があります。トラック運転手にも、そんな繊細な人はいるんですよ。
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睡魔に襲われる!

尿意と並んで恐ろしいのが睡魔です。これも人間のごく自然な生理現象なので、どうにもしようがありません。
無理してこれを我慢すると、居眠り運転という最悪な事態を招きかねません。
眠気覚ましの錠剤なんかも市販されていますが、やはりその場しのぎという感じもあり、睡魔を追い払う根本的な対処法は、眠るのが一番なのです。
とは言え、そんな時間を取れないときもあります。日ごろからしっかり睡眠を取って、万全の体調で仕事に臨めりゃ言うことないんですが、これまた現実的には難しいわけで。

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眠い

渋滞に出くわす!

渋滞もある意味、恐怖です。
想定済みの渋滞であればダメージも少ないのですが、朝から荷積みに思った以上に手間取り、しかも出発したとたんに忘れ物に気付き、さらにこういう日に限って警察が検問を行っていて、何もしていないのに止められ、その結果、納品時間に間に合いそうになくなっていて、いつもは使わない抜け道を行った挙句に渋滞にはまったりしたら、こりゃ悪魔の仕業にさえ思えてきます。
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高架が低い!

初めて通る道で高架をくぐるとき、「大丈夫だろ」と表示をろくに見ないで行った結果、トラックの天井をこする、なんてことがあります。「呪われたのか?」なんて思ってしまいます。
狭い道をナメて通り、曲がり角で前進も後退もできなくなるときも同じように感じます。こういう「呪い」からは、経験を積むと解放されます。

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うまくくぐれるか

自動運転になる!

AIの進歩は目覚ましく、自動車の自動運転システムの開発が進んでいます。技術的にはかなりイイところまで到達していて、将来はAIが車を運転するので、特に人手不足が続くトラック運転手はいっそ人間の運転手を排除してすべてAIにやらせるようになる、なんて予想がネットでも飛び交っています。
そうするとトラック運転手は失業です。これは怖いことです。
そうならないために、システムを破壊するウィルスでも開発しようと思いますが、そんなことができるなら最初からプログラマーとかになっています。
現実的には、AIがトラックを運転するようになっても、そのAIを監視するために生身の人間は必要で、「運転」という労働が減る分、トラック運転手の仕事は楽になる、という意見もあります。
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トンネルを抜けるとそこは雪国だった!

冬季、主に東北方面を走っているとたまにあります。雪道対策を何も考えずにトラックを走らせていて、急に雪道に出くわすと、焦ります。
まあ、いくらトンネルでも出口の少し先から「抜けると雪道かな」くらいは分かるので、少しスピードをゆるめりゃ済むんですが。
それでもトンネルを抜けるといきなりあられ、いきなり吹雪ってのもびっくりするやら怖いやら、ではあります。
冬季の東北でなくても、山の天気は変わりやすく、山道のトンネルを抜けたところでいきなり大雨に吹き付けられても冷や汗ものです。
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心霊体験!

タクシー運転手の心霊体験はテレビの心霊番組でも取り上げられたりしますが、トラック運転手の中にも超常現象に出くわす人がいます。
ただ、これは人によりけりなので、いわゆる霊感のない人はそういう体験が全くなかったり、あっても気付かなかったりするものです。
トラック運転手の心霊体験めいた話でたまに聞くのがこんなのです。トラックを走らせていたら急に目の前に人影が現れ、ブレーキを踏んだが間に合わず、「ひいたかも!」と冷や汗がどっとあふれ、周囲を見てみると人影が消えていた、なんて話です。くわばら、くわばら。
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