トラックマン

トラック専門サイト

タクシードライバーが悲しくなる瞬間(とき)

ひと粒の水滴に

人生、楽ありゃ苦もあります。苦がないと楽を実感できません。
大金持ちの家に生まれ、小さいころから欲しいものは何でも買ってもらっていたら、欲しいものを手にしたときの喜びはあまり感じないでしょう。「欲しいものは手に入る」が「当たり前」なのですから、人は「当たり前」のできごとにはそれほど感情が動きません。
とは言え、大金持ちの家に生まれ、小さいころから何不自由なく暮らしてきた人だって、悲しいことはあるはずです。世の中、お金があれば、たいがいのことはどうにかなりますが、お金があってもどうにもならないことだってあります。

そんなわけで、タクシードライバーにももちろん「思わず泣きたくなるような」悲しいときがあります。タクシードライバーじゃない人が聞いても「ふうん」かもしれませんが、ときにはタクシードライバーに優しいまなざしを向けてみましょう。タクシードライバーも、あなたに優しいまなざしを返してくれるかもしれませんよ、うふふふ。


f:id:truckman:20190709135527p:plain

1. 乗客が見つからないとき

多くのタクシードライバーは給与が歩合制になっていて、お客さんを乗せれば乗せただけ収入がアップしますが、乗せなければ乗せないだけ収入が下がります。
「なまけたい」と思ってタクシードライバーになった人は別ですが、「できるだけ稼ぎたい」と思ってタクシードライバーになった人は、できるだけ多くのお客さんをタクシーに乗せようと、いろいろ工夫し、努力します。それでもなかなかお客さんが見つからず、「今日は売り上げがさっぱりだ」なんて日は本当に悲しい気分に打ちひしがれるってもんです。

誰もいない‥

2. 遠距離かなと期待した乗客の行き先が思いのほかすぐそこだったとき

多くのタクシードライバーの給与は、タクシー料金の5~6割を自分の収入にできる歩合制になっています。多くのタクシー料金を得られると、とてもうれしく思います。
そして、遠くの場所まで乗ってくれると、それだけ料金も上がり、タクシードライバーの取り分も上がるので、そりゃもう大騒ぎさ、です。
タクシードライバーでもベテランになってくると、遠距離を行くお客さんを見つけやすい場所が分かってくるそうです。そんな芸当は新人にはなかなか難しいでしょう。
タクシードライバーになって数年経つと、そろそろいろいろな経験で、新人時代には分からなかったことが見えてきます。自分なりに効率良くお客さんを見つけられるルートもつかめてきます。
「ここは遠距離のお客さんが多いんだよな」なんて当たりをつけていた場所で、自分の経験から「遠距離に違いない」と確信して乗せたお客さんが、案外近い場所へ行ってほしいと言ってきたりすると、ガクッとします。
「俺もまだまだか」なんて自覚にもつながると、悲しくなったりするかも。

まだまだか‥

3. 道に迷ったとき

タクシードライバーとしてやっちゃいけないのがコレです。道に迷うのは最悪です。
「お金はかかるけど、自分で運転しなくても行きたいところまですぐに行けちゃうから便利」と言ってタクシーを利用する人は多いはずです。「すぐに行けて便利」なはずが、「いつまでも着かない」となると「金返せ!」と暴れたくもなります。
そんな風にお客さんをイラつかせ、激怒させれば、タクシードライバーだって楽しいはずがありません。プロとしての誇りがあればなおさらです。思わず心の中で自分に向かって「バカ! バカ!」と連呼するでしょう。
ベテランのタクシードライバーはまずこんなことにはならないでしょうが、まだまだ緊張が取れない新人ドライバーは、やってしまうかもしれないので気をつけて。

ああ、もおバカ!

4. 道が分からないとき

「道に迷った」と似ていて、微妙に違うのがコレ。「道に迷う」のは「自分がどこを走っているか分からない」わけですが、こちらは「目的地にどう行けば分からない」状態です。
今はカーナビなんかもあって「目的地までのルートが分からなくなる」なんてことも滅多にありませんが、全くないわけではありません。お客さんの言う場所がカーナビで見つけられなかったり、そもそもお客さんも行き先の情報をしっかり持っていなかったりすると、タクシードライバーもお手上げです。

迷った‥

5. お釣りがないとき

タクシー利用客のタクシードライバーへの不満として多く上がるのがコレ。乗車賃に1万円札を出したらドライバーに嫌な顔をされたとか、ひどいのになるとコンビニに連れて行かれ、小銭に崩してきてくれと言われたとか。
プロとしては、もちろんどんな札に対してもお釣りを用意しておくものです。とは言え、なかなか万全とはいかないときもあります。
お客さんの利用がひっきりなしに続き、まあそれはタクシードライバーとしてはうれしいのですが、なぜか万札での支払いが続いたらお釣りのために用意した小銭もすぐになくなります。
こんなときはタクシードライバー自身がコンビニに行って、自分のお金で缶コーヒーでも買って小銭を用意すべきですが、それでも「お客さんを待たせている」と思うと、やはり申し訳なく思ってしまいます。

いろいろなお金を用意しておこう

6. 酔客が吐いたとき

タクシードライバーの稼ぎどき、稼ぎどころと言えば、深夜の繁華街です。お酒を飲んで終電を逃した多くの人がタクシーを利用してくれます。
ほろ酔い気分で上機嫌になり、チップでも弾んでくれるお客さんはかなりうれしいのですが、中には酔って絡んできたり、タクシードライバーに暴言を吐いてくる、厄介な酔客もいます。
しかし、それもまだマシで、一番厄介なのは酔客の嘔吐です。お客さんを降ろした後、汚物をきれいに掃除し、臭いも残らないようにするのはタクシードライバーの仕事です。すえた臭いが鼻腔を刺激し、情けない気持ちにもなります。

掃除が大変

7. ネットでタクシードライバーの悪口を見たとき

世の中にはタクシードライバーを「底辺職」だなんて言う人がいます。平気でネットにそんな書き込みをする人もいます。小学生なら「バカって言うヤツがバカなんだよ」と叫んで泣きながら母親の胸に飛び込むところです。
実際は、タクシードライバーの仕事は人々の生活を便利にする、社会貢献度の高い、とても尊い仕事です。日本のおもてなし精神を体現しようと、高い志を胸に秘めてハンドルを握っているタクシードライバーもいます。
それだけに、そんな心の狭い書き込みを見ると悲しくなります。

ストレスがたまると、ついネットに誰かの悪口を書き込みたくなります

8. 事故ったとき

タクシードライバーの仕事はお客さんを早く、快適に、安全に目的地まで運ぶことです。
「快適」「安全」のために、ていねいに、おだやかにタクシーを運転します。急な発進だの急ブレーキ、頻繁な車線変更などはもってのほかです。
しかし、交通事故は自分のミスや不注意だけで起きるとは限りません。暴走する他の車にぶつけられる、なんてこともあります。今はドライブレコーダーを搭載しているタクシーも多いので、タクシードライバー側に過失がないと分かれば、弁償などもしなくて済むかもしれません。
それでもお客さんには迷惑をかけてしまいます。プロとしては悲しいことです。

事故は怖い

9. メーターを倒し忘れたとき

タクシードライバーは、運転以外にもいろいろな作業をしなければいけません。
まず、タクシーを運転しながら歩道などを歩く人が手を上げてタクシーを停めようとするのを見つけなければならず、その上で、安全でお客さんが乗りやすい場所にタクシーを寄せてお客さんを乗せ、安全に後部座席のドアを操作します。
交通の流れをなるべく停滞させないように気をつけながらなので、慣れないうちは大変です。緊張が取れない新人ならなおさらです。
ちょっと後ろの車の邪魔になってしまい、クラクションでも鳴らされたりしたら、もうパニクってしまうでしょう。思わずメーターを倒し忘れてしまうかもしれません。
精算するときになってメーターの倒し忘れに気付くと、落ち込みます。お客さんによっては「いつもこの距離走るとこれくらいだから」と、お金を払ってくれる人もいるかもしれません。単なるタダ働きになるかもしれません。

パニック!

10. タクシーがらみの事故・事件のニュースを知ったとき

ネットで「タクシー」を検索すると、毎日のように事故のニュースが出てきます。事故を起こしたり、事故に巻き込まれたりです。
時折、事件に巻き込まれたというニュースもあります。事件を起こすタクシードライバーもたまにいます。
タクシードライバーも日々を平穏に過ごしたいと思っています。しかし、交通事故は一つ間違えば人命に関わります。タクシーが密室なのをいいことに、タクシー車内で犯罪行為に及ぶ人もいます。
人間のはかなさ、危なさ、愚かさを知って悲しくなります。
同時に「明日は我が身」となる可能性も考え、心を引き締めます。

毎日、無事に日が暮れますように

高収入のトラックドライバーとは

めくるめく世界

トラックドライバーは月収30万円~月収80万円とも、年収400万円~年収700万円とも言われる、高給を稼げる職業です。給与は歩合制であることが多く、やればやるだけ稼げる仕事です。
その上、完全週休2日で年間休日110日という、ワーク・ライフ・バランスも良い仕事だと言われています。
20代でも年収700万円は夢ではなく、ガッツリ稼ぐには年齢もあまり関係ないのです。
とは言え、トラックドライバーになれば誰もが簡単に年収700万円を稼げるわけではありません。「トラックドライバーは過酷な仕事」というイメージが広がっていますが、その過酷な仕事に耐えてこそ到達できるのが年収700万円の、めくるめく高収入ワールドです。

1. 長距離で大型のトラックに乗る

どの業種でもそうですが「大変だ」と感じる仕事のほうが見返りも大きいものです。人生ってそんなもの。
長距離を大型トラックでたくさん荷を運ぶ仕事は、一度家を出ると2~3日、長くて1週間は家に帰れないので「何のために家賃を払っているか分からんな」なんてつぶやきたくなりますが、稼ぎは良いので、そのうち一戸建てやマンションを買えちゃったりするかもしれません。
それに、1日に何十軒も回って荷の積み降ろしをするルート配送のドライバーと違って、長距離輸送は荷の積み降ろし場所が1か所であることが多く「体力的には大型で長距離を行くほうが、小型や中型より楽」と考えるトラックドライバーも実在します。

長距離トラックの仕事

2. 資格を増やす

何によらず、自分への投資は大切です。仕事にまつわるさまざまな資格を得るのは自己投資です。そして仕事にまつわる資格は、収入を上げる上でプラスになります。
フォークリフトを操縦できると収入も増えます。
けん引免許を取ってトレーラートラックを運転できると、さらに収入は増えます。
また、危険物取扱者などの特別な資格も取ってタンクローリーでガソリン、灯油、軽油、ガスなどの危険物を運ぶようになると、危険なだけにさらにグーンと収入は増えます。こうなると笑いが止まりません。

タンクローリー

3. お金は使いたい放題

年収700万円を得られるようになると、彼女との結婚にも踏み切れるし、夢の一軒家にも住むことができるし、欲しいもののほとんどを購入することもできるし、食べたいものを食べたいだけ食べることができます。
誰もが夢見る王様生活を満喫です。

好きなだけ食べられる

4. 投資でお金を増やせる

月収20万円のサラリーマンのときは、毎日かろうじて3食食べて生活することだけで精一杯で、余剰資金なんてありませんでした。年収700万円で家も買えて、毎日ぜいたくに暮らせるようになった高収入のトラックドライバーなら、FXや仮想通貨といった投資をスタートさせることができます。
投資でお金はさらに増え「世の中、金だ! 金でできないことなんてないのじゃ! ガハハハッ! おぬしもワルよのう」なんて、昔のドラマの悪役みたいなセリフを言ってみたくなったりします。

株に投資もできる

5. 年収を自慢したくなる

世の中にはトラックドライバーのような体力仕事を見下したように言う輩が実在します。
そもそも人を職業などの属性で見下したりするような輩のほうが、よほど見下されてしかるべきかもしれませんが、それはそれとして、トラックドライバーの中には見下されても仕方ないような、交通ルールやマナーを守らない悪質なドライバーがいるのもこれまた事実。
それはそれとして、年収700万円は人に自慢しても良い金額であることは確かです。ただ、何にせよ自慢なんてのは「はしたない」のでよしましょう。
大事なのは他人に褒められることではなく「自分は責任を持って仕事をやり遂げた」と、自分を認めることです。高収入はその結果に過ぎません。

鼻高々

6. モテる

高収入トラックドライバーになったら、婚活パーティに参加して女性から高評価を受けた、なんて話があります。
そんなときは、自分自身の魅力ではなく、金目当てなのかと思うと悲しくなります。
しかし、モテることは素直にうれしいので、刹那的ですがその場を楽しみましょう。

モテモテ

7. 老後の不安が解消

トラックドライバーはここのところ人手不足が続いていますから、多くの会社で定年を延長したり、定年後に再雇用できるようになったりしています。
とは言え、そうそういつまでも長距離トラックの仕事を続けることは難しいものです。これまで高収入トラックドライバーとしてたくさん稼いできたなら、定年でスッパリ引退することもできますし、引退しないまでも、その年齢の体力に応じた仕事に移っていくことも良いのではないでしょうか。
それまで十分に蓄えておけば、あくせくと働き続ける必要はありません。

余裕の老後

8. 仕事が楽しくなる

多くのトラックドライバーが、もともと「運転が好き」「トラックを運転したい」という気持ちでトラックドライバーという職業に就きます。
高収入のトラックドライバーになり、努力してその高収入を維持し、貯蓄もでき、投資なんかもして金銭的に余裕ができると、気持ちにも余裕ができます。
もともとトラックドライバーになった「運転好き」という初心に戻り、トラックの運転をゆったり楽しみながら仕事できるようになります。ハンドルを握っていて「楽しい」と思える、心の余裕ができるわけです。
お金持ち独特の「豊かさ」とは、実はこの心の余裕のことなのかもしれません。

運転が楽しい

9. たくましい

トラックドライバーの仕事は「過酷」というイメージが付いています。
確かに体力仕事でもあり、過酷です。
しかし、そんな過酷な職業で高収入を実現できたとしたら、相当なマッチョになっていると言えるでしょう。それは肉体的にというだけではなく、精神的にも言えることです。

たくましい

10. 自分に自信が持てる

「自分に自信が持てる」なんて整形美容のキャッチコピーみたいですが、人は何も外見だけが自信の源になるわけではありません。むしろ内面のほうが自信の根拠になりやすいはずです。
「これだけ稼いでいる」という事実は、明らかに自信につながります。そしてその自信は外見にも現れ、整形美容でどうにかするより、よほど外見を魅力的に見せてくれます。これも何か新興宗教の勧誘みたいな言い方ですが。

自信満々

最後に

高収入のトラックドライバーになるには、働きぶりがしっかり収入に反映されるような会社を選ばなければいけません。

会社を選ぶ

トラックドライバーという仕事のメリット

やればやっただけ稼げる

物事にはメリットとデメリットの両方があり、何をメリットと思い、何をデメリットと思うかも、個人個人の価値観によって違ってきます。
トラックドライバーの仕事は、給与が歩合制になっていることが多く、やればやっただけ稼げる仕事だと言われたり、基本的に1人で仕事をするので自由度が高い仕事とも言われたり、いかにも「おいしい仕事」のようにも思えますが、現実にはなり手が少なく、このところトラックドライバー不足に陥っているようです。
近ごろ、人々は「おいしい仕事」をなるべく避け、自ら過酷な職場を選択することがトレンドになっているとでも言うのでしょうかねえ。世にも奇妙です。


1. 就職の敷居が低い

人手不足が続いている業界だけに、ドライバーを募集している会社が多いです。
それも年齢や経験を不問としている会社も多いです。
トラックドライバーは仕事で中型トラック、大型トラックを運転することになれば、そのための運転免許が必要ですが、多くの会社では普通運転免許さえ持っていれば、中型や大型免許などは入社後の取得でもOKだったります。それも会社が取得費用を立て替えてくれたり、中には丸々払ってくれるところもあるほどです。
もちろん、交通事故や違反を繰り返しているような人は採用も難しいですが、多くの会社が学歴や運転歴より、社会的な常識を身に着けていて、きちんとあいさつができ、荷を安全に運ぶという責任感を持って働き続けてくれるかどうかを重視します。

免許さえあれば

2. 人間関係のストレスが少ない

トラックドライバーの仕事は基本的に1人で行います。上司や同僚とのチームワークで仕事を進める大企業のビジネスマンとは違います。休みの日でも得意先から電話がかかってくる営業職とも違います。
その分、職場での人間関係によるストレスがかなり少ない仕事だと言えます。常に上司や同僚の視線、取引先の機嫌を気にしながら仕事をしなければならない職場の人からすると、まさに極楽かもしれません。

天国

3. やればやっただけ稼げる

トラックドライバーの平均年収は約450万円だと言われています。決して低くはありません。もちろん、年収500万円以上を稼いでいるドライバーもいます。
トラックドライバーの仕事は歩合制であることが多く、仕事をした分だけ収入があります。前年の倍仕事をしたからと言って収入が倍になるわけではない一般的なサラリーマンとは違います。
もちろん、たくさん仕事をしてガッツリ稼ぐより、ダラダラと暮らしたい人は、たくさんの仕事を一所懸命にしなければ、収入は増えませんし、ダラダラ暮らせます

ダラダラ暮らす

4. いろいろなことを自分で決められる

トラックドライバーの仕事は基本的に1人で行い、運転席の隣には上司や同僚はいません。
荷の届け先は決まっていますが、そこに時間通りに着きさえすれば、どのルートを通るかはドライバーが決めることができます。
また、工場勤務では食事の時間や休憩時間は一律に決められていますが、トラックドライバーは食事時間も休憩時間も自分で決められます
長距離の仕事であれば、時間の余裕さえあれば、行った先のご当地グルメを楽しむこともできます。
また、些細なことですが、トラックを運転しながら好きな音楽を聞いたり、自分で歌を歌うのも自由にできます。

ご当地ラーメン

5. 健康であればいつまでも続けられる

昨今、いろいろな業界で定年延長の動きが出てきていますが、トラック運送の会社でも業界が人手不足に陥っていることから定年延長や定年後再雇用を始める会社が増えています。
トラックドライバーの仕事の中には、荷積みや荷下ろしなどを手作業で行う、それだけ腕力が必要なものもありますが、フォークリフトなどを使って、それほど腕力を使わないものもあります。
歳を重ねても、その年齢に合った仕事が見つかるのが、トラックドライバーなのです。

フォークリフト

6. 資格を取れば収入もアップできる

トラックドライバーの仕事にはいろいろなものがあります。
トラックドライバーの収入は、中型運転免許を取得して中型トラックを、大型運転免許で大型トラックを運転するというように、キャリアアップすると上がります。さらにフォークリフトを操作できたり、トレーラートラックを運転できるけん引免許、タンクローリーで危険物を運搬できる危険物取扱者の資格を持って、そういった仕事をするともっと上がります。
向上心があって技能を身に着ければ収入が上がるわけです。トラックドライバーが専門的な技能職だからこそのメリットです。

タンクローリーもけん引免許が必要

7. 転職先が多い

トラックドライバーの仕事にはいろいろな種類があり、会社もたくさんあります。
トラックで荷を運ぶという同じ仕事でも、長距離の仕事が合わないと思えば、ルート配送の仕事を選ぶこともできますし、今の職場の雰囲気が自分に合わないと思ったら、他の会社を探せばいいわけです。
トラックドライバーの業界全体が人手不足に陥っているので、トラックドライバーを求めている会社も多くなっています。1つの会社が合わなくても、探せばきっと自分に合った仕事、会社が見つかるはずです。

会社を見つける

8. 道に詳しくなる

トラックドライバーの仕事の大半がトラックを運転することです。仕事をしている長い時間をトラックの運転に費やします。
長距離の仕事であれば、かなりの遠方まで行きますし、中距離、短距離であれば、地元を中心とした地域の道を走ります。どちらにしても、その地域のいろいろな場所にトラックで行くので、自然と道に詳しくなっていきます
加えて、それだけ長い時間、トラックを運転しているので、当然運転スキルも上がっていきます

地理に詳しくなる

9. 「運転好き」にとっては天職

トラックドライバーの仕事に就いた人の中には「もともと運転好きだった」という人が多いです。
「運転好き」でその運転を仕事にした人は、野球好きで野球選手になったり、映画好きで映画業界で働くようになったり、お笑い好きでお笑い芸人になった人と同じように「好き」を仕事にしたのですから「好きなこと」をやってお金を稼げているわけです。
これはある意味、幸せなことです。

野球選手

10. 社会貢献できる

トラックドライバーの仕事は、物流を担うことで人々の生活や経済を支える社会貢献度の高い仕事です。
こういうのをエッセンシャルワーカーと言うそうですが、何でもかんでも横文字を使えばいいというわけではありません。簡単に言うと「社会で必要不可欠な労働者」のことだそうです。
ほとんどのトラックドライバーは、何も他人から感謝されたくてトラックドライバーの仕事をしているわけではありませんが、やはり感謝されれば気持ちは良いものです。社会貢献度の高い職業の人は、大勢から感謝されるべきです。
それに、社会貢献度が高いと、それは仕事のやりがいになります。

感謝

物流の職種

商品が並ぶスーパー


コロナ禍に改めて注目された業界が物流です。物流が止まると、それこそ経済も人々の生活も止まってしまうので、どんなことがっても物流を止めるわけにはいきません。自然災害のときも、何とか最初に動かそうとするのが支援物資の輸送、すなわち物流なのです。
もちろん、普段でも物流がなければスーパーやコンビニに商品は並びません。「スーパーやコンビニに商品がなけりゃ、通販で買えばいいじゃん」と言っても、物流がなければネットショップでポチった商品は届きません。
それどころか、工場での生産も、飲食店の営業も物流がなければ成り立ちませんし、農家が作った農産物も物流がなければ人々の口には入りません。
というわけで、社会の中でとても重要な仕事物流なのです。ゆめゆめおろそかにするなかれ、です。
そんな物流には、実はいろいろな職種があります。

1. 荷役

荷役は、荷の積み下ろしのことです。つまり、トラックなどで運ばれた荷を下ろして倉庫などで保管し、また、倉庫などの荷をトラックに積んだりする仕事です。倉庫などの中で荷を運搬することもあります。
手作業で行うこともあれば、フォークリフトなどの機器を使うこともあります。
保管場所から必要な荷を必要なだけ取り出すピッキング、荷を品種別、出荷先別などに選別する仕分けを行うこともあります。
また、荷の積み下ろしをトラックドライバーにやらせるところもあります。ただ、そういうトラックドライバーの負担を減らそうという動きが、今の主流になっています。
通常、倉庫会社、物流センターなどの従業員の仕事になります。

荷の積み下ろし

2. 管理業務

物流にともなうさまざまな情報を扱い、物流を管理する仕事です。たとえば、宅配便の追跡サービスがその1つです。
倉庫、物流センターから届け先までの流れを管理するわけです。
公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会による物流技術管理士という資格もあります。
昔は伝票などを手書きで作成し、スケジュールも確認し、在庫を確認し、トラックを手配し、と、すべてアナログで行っていました。もちろん、今やコンピューターのシステムで行います。
通常、倉庫会社、物流センターなどの従業員の仕事になります。

管理

3. 流通加工

流通加工は、工場などから仕入れた製品の最終仕上げを行い、出荷する作業のことです。具体的には値札つけ、箱詰め・袋詰め、組み立て、裁断、解凍、サイズ別仕分け、重量計算などです。
従来は販売店などで行われていましたが、どうせ一度倉庫に集めるのだから、そこでやってしまったほうが効率的ということで始められ、普及しました。
そして、単に荷を保管するだけの倉庫とは違うということで物流センターなどの呼称が誕生したわけです。
ですから、流通加工業務を行うのは物流センターの従業員ということになります。

アイロンがけも行います

4. 保管

物流の中でも、倉庫での業務のメイン保管です。荷を適切な場所に置いておくことです。
ただ、空いている場所に置けばいいというわけではありません。出荷頻度や出し入れの効率も考え、さらにスペースに無駄が出ないように置かなければいけません。
また、温度や湿度など、適切な環境が決まっている荷もありますから、その管理もしなければいけません。
通常、倉庫会社、物流センターなどの従業員の仕事です。

保管

5. トラックドライバー

荷を倉庫から倉庫へ、工場から倉庫へ、倉庫から販売店へ、倉庫から消費者へ、販売店から消費者へと、荷の輸送を行うのがトラックドライバーです。
トラックドライバーの仕事にもいろいろな種類があり、乗るトラックにもさまざまな大きさ、タイプがあります。軽トラックで主に個人宅などに小さくて軽い商品を運ぶトラックドライバーもいれば、タンクローリーでガソリンなどを運ぶトラックドライバーもいます。
運転するトラック、運ぶものによって必要な資格があります。
トラックドライバーは運送会社などに勤めているケースが多いです。

トラック

6. 旅客輸送

商品、製品、ときには液体、機体などを運ぶのがトラックドライバーですが、主に人を運ぶ仕事も物流の仕事になります。鉄道、バス、タクシーなどです。
鉄道は鉄道会社に入社し、運転士になって旅客輸送を担います。
バス運転手には、大型バスなら大型運転免許が必要ですし、加えて二種運転免許も必要です。タクシードライバーも普通自動車運転免許の他に二種運転免許が必要です。

お客さんを乗せるタクシー

7. 海運

トラック、鉄道、バス、タクシーは陸上での輸送に使われますが、物流は陸上だけで行われるものではありません。海などで船によって行われる物流もあります。それが海運です。
これも人を運ぶ旅客輸送と、商品や製品などを運ぶ荷物輸送があります。文字通りの海運会社、船会社が勤め先になります。

豪華客船

8. 空運

航空機などを使って輸送を行うのが空運です。
これも旅客輸送と荷物輸送があります。パイロットは代表的で分かりやすい空運に関わる職業ですが、他にも整備士、客室乗務員もそうです。就職先は航空会社などです。
ちなみに航空管制官は国土交通省の職員で、航空会社の従業員ではないそうです。

航空機内の貨物

タクシードライバーになる、若さゆえのメリット

口やかましい昭和な上司

サラリーマンの世界は、昔から年功序列でした。
つまり、大きな成果を上げれば出世もしますが、大きな成果を上げなくてもゆっくり昇進し、給料も徐々に上がっていくわけです。
一方、欧米は早めに実力主義を取り入れ、キャリアがなくても成果を上げればどんどん収入が増える働き方ができるようになっています。例えば派遣社員も、日本では企業に都合の良いシステムになっていますが、欧米では労働者のためのシステムであり、正社員より収入が高いそうです。
それはともかく、日本でも古くから実力主義を取り入れて「やればやっただけ稼げる仕事」となっていたのがタクシードライバーです。
そのためか、もともと高齢化の進んでいたタクシー業界ですが、ここのところ若い人からも注目されていると言います。それだけ、タクシードライバーという職業に、若い人にとって魅力があるに違いありません。
せっかく大企業に入社したのに、昭和オヤジな上司にアイデアを提案しても「企画提案なんて10年早い。今はもっと経験を積め」なんて言われ、仕事への意欲を無くす若い人も多いと聞きます。
しかし、タクシードライバーの世界は、ドライバー1人1人がいわば個人事業主のようなものです。上司や先輩はアドバイスもしてくれて、相談にも乗ってくれますし、ドライバーとしてデビューするまでは厳しく指導しますが、デビューしてからは仕事に関して細かくアレコレは言いません。

1. 若手は大歓迎

日本でも少子高齢化が進み、どの業界でも若い人のなり手が減少しています。もちろん、タクシードライバーも高齢化が進み、若い人が少なくなっています。
もともと、タクシードライバーのような職業ドライバーは、無事故・無違反であること、つまり運転歴を重視し、運転歴の浅い若い人を敬遠していたこともあります。
しかし、そうして高齢化が進み過ぎてしまったこともあり、今は「なるべく長く勤めてくれる若い人」にモーレツなラブコールを送るようになったわけです。「モーレツ」「ラブコール」もいささか古い言い回しですが。
そんなわけで、若くて、運転歴が浅くても就職のハードルは低くなっています。さらに入社後には、タクシードライバーになるために必要な第二種運転免許の取得を支援してくれます。

ウエルカム

2. 実力主義

タクシードライバーの給与は歩合制になっていることが多いです。その歩合率はタクシー会社によって異なりますが、5割~6割くらいが多いと言われています。
年収の平均は約300万円ですが、中には年収1000万円近く稼いでいる人もいるようです。これこそ、つまり実力主義の世界というわけです。
タクシードライバーはいかにお客さんを多く乗せるかで、収入が変わってきます。そしてお客さんをたくさん見つけ、乗せられるかどうかは、タクシードライバー自身の工夫と努力の積み重ね次第なのです。

たくさん稼ぐ

3. 新人でも稼げる

タクシードライバーの仕事は実力主義なので、稼ぐか稼がないかに年齢は関係ありません。デビューしたての新人が中堅ドライバーと同じくらいの売り上げを稼ぐことも決して珍しくはありません。
もちろん、経験によって「お客さんを見つけやすい穴場」とか「常連客を獲得する接客術」を身に着ける人もいます。
しかし、新人でも意欲があって研究熱心で、工夫と努力を重ねれば、「お客さんを見つけやすい穴場」や「常連客を獲得する接客術」を身に着けることはできます。

たっぷり稼ぐ

4. プライベートが充実

タクシードライバーには隔日勤務という特殊な勤務形態があります。早朝から翌朝まで約21時間勤務し、翌丸1日を休み、月に12日間くらい勤務して18日間くらいは休むという働き方です。
1回の勤務時間が長いので、このために「タクシードライバーは過酷な仕事」と言われてしまうのですが、それだけ勤務時間が長いと稼げる時間帯も勤務でき、多くのタクシードライバーが隔日勤務で仕事をしています。また、慣れるとそれほどキツくないとも言います。
そんなわけで、月に18日間も休みとなっているタクシードライバーが多いわけです。プライベートが充実しまくっています。思い切り趣味を楽しむこともできれば、家族との時間を持つことも思うがまま、思わぬパパです。古いオヤジギャグですが。
忘年会はスルーしたいし、飲みニケーションも真っ平で、毎日の残業なんて「意味不明」という、何が何でもプライベートを優先したい若い人には、まさに最適な職業です。

飲みニケーション

5. 起業資金が貯まる

タクシードライバーは「やればやっただけ稼げる仕事」と言われています。
とにかく、集中してとことん稼ぐことができます。ですから、他のことはある程度我慢してとにかくお金を貯め、以前からの念願だった起業や、お笑い芸人目指して上京するといった、夢の実現へのチャレンジも可能です。
実際、そういう夢や目標のためにタクシードライバーになったという人も多いそうです。

起業は計画的に

6. 理不尽な上司はいない

一般的な企業、特に大企業ともなると、チームで大きなプロジェクトを進めます。仮に1人が病気か何かで休むことになってもプロジェクトが止まってしまわないように、どの作業も「誰でもできるもの」になっています。
こうした仕事では「抜け駆け」「単独プレイ」はできません。もちろん、単独プレイをさせないよう、常に上司の目が光っています。
タクシードライバーは基本的に「単独」の仕事です。もちろん、同じタクシー会社の社員は皆が同じ会社の看板を背負い、誰かが信用を落とすような仕事をすれば、それが会社全体の信用を落とすという覚悟がなければいけません。
しかし、プロのタクシードライバーとしてどう行動するか、つまりどう仕事するかはドライバー1人1人の裁量に任されています。もちろん、いろいろハラスメントしてくる上司や先輩は、基本的に運転席の横にはいません。

理不尽な上司

7. 体力的に安心

タクシードライバーは、重い荷物の積み下ろしをするわけではありませんが、やはり体力仕事と言っていいでしょう。
重い荷物の積み下ろしも、お客さんの荷物をトランクに入れるときには行いまずが、毎回あるわけではありません。
それでも勤務時間が長いだけに、勤務明けには相当な疲労がたまっていると言います。運転席に座っているという、同じ姿勢を長時間続けるので、腰痛や肩こりは職業病にもなっています。
しかし、当然ですが、体力は若い人のほうが回復も早いものです。

体力に自信アリ

8. お客さんもうれしい

タクシードライバーの仕事は体力仕事です。
ただ、現状は高齢化が進み、シニア世代に近いように見えるタクシードライバーを街中でもよく見掛けます。
そのため、たまたま乗ったタクシーのドライバーが若かったりすると、お客さんも少しうれしいような気がします。新人であれば「すみません、新人なのでまだ慣れないところもあります」と言われても「かまへん、かまへん」と、にわか関西人になって答えてしまいそうです。

「もうええわ」

9. 変化にも柔軟対応

タクシードライバーの仕事は「お客さんを安全に、快適に、迅速に目的地へ運ぶこと」ですが、道路上では想定外のトラブルも起こります。
また、タクシードライバーの仕事にもいろいろなサービスがあります。観光タクシー、介護タクシー、キッズタクシーなどです。コロナ禍では飲食の出前サービスも行いました。
こうした変化や、想定外の事態、未経験のサービスへの挑戦も、若い人のほうが柔軟に取り組めるかもしれません。
それに、タクシーの運転は第二種運転免許が必要なだけに、普通自動車を普通に運転するのとはやはり違います。普通の運転に自分なりのクセがついてしまった中高年者より、運転歴の浅い若い人のほうが、タクシーならではの運転を身に着けやすいかもしれません。

子どもを安全に運ぶことも

10. 記憶力も十分

タクシードライバーにとって記憶力は大切です。道を覚えることはタクシードライバーにとって基本中の基本ですし、お客さんの顔を覚えることでそのお客さんが常連になってくれるかもしれませんし、人の流れなどのいろいろな情報が頭に入っているほうが仕事をスムーズに行えます。
そして記憶力は年齢とともに減少していくので、若い人のほうが絶対的に有利だと言えます。

記憶容量にはまだ余裕アリ

トラック運転手の仕事が楽しい理由

多様性

トラック運転手はここのところ人手不足が続いています。
トラック運転手の仕事が「拘束時間が長くて過酷」というイメージが広がっていることも、この人手不足の原因の1つになっているようです。
確かに拘束時間が長い仕事もトラック運転手にはありますし、それを過酷だと考える人もいるでしょう。
しかし、そんなトラック運転手の仕事を、やりがいを持ってイキイキとやっている人がいるのも事実です。要するに価値観は人それぞれです。日本は同調圧力がすさまじく、なかなか多様性が認められない傾向にありますが、やはりどうしても人間は「人それぞれ」なものです。いくら同調圧力が強くても、人の多様性を消せるわけはないのです。
つまり、誰もがうらやむIT実業家になるなんて1億円積まれてもイヤだという人がいれば、どうしてもトラック運転手になりたい人だっているわけです。
何を「楽しい」と思うかは人それぞれですから。

1. やればやっただけ稼げる

トラック運転手の仕事は歩合制であることが多く、荷物を運べば運ぶだけ収入がアップするようになっています。
昭和の昔は年収1千万円以上稼ぐ強者もいたとかいないとか。そんな時代を「うらやましい」と思う人もいるかもしれませんが、代わりに過酷さも今以上だったとも言います。
ちなみに今なら、小型トラックの仕事で平均年収は約380万円、中型トラックの平均年収は約400万円、大型トラックの平均年収は約480万円と言われています。
どれだけ働いても、それほど働かなかった月と大差ない給料で平気な人はそれで良いですが、モヤモヤしている人はトラック運転手に転職すると良いかもしれません。荷を運びながら「この仕事でこれだけ懐に金が入る」と思ってニヤニヤできる人にとっては、この上もなく楽しい仕事です。

稼いでいる実感

2. 仕事中は1人が基本

トラック運転手の仕事は基本的に1人で行います。運転席の横には上司も同僚もいません。上司が仕事の進行状況を1時間おきに確認に来たりもしませんし、同僚が雑談を交わしに来ることもなく、取引先から仕様の急な変更を言ってくる連絡もありません。
誰にもわずらわされることなく仕事に集中できます。
そのため、職場での人間関係によるストレスも少ない仕事です。
できるだけ1日の大半を1人きりで過ごしたいと思っている人にとって、これほど快適な仕事は陶芸家くらいではないでしょうか。特別な才能と血のにじむような努力が必要な陶芸家と違って、トラック運転手はトラックの運転免許さえあればできるので、これはとってもお得です。

陶芸家

3. 仕事中も音楽は聞きたい放題

トラック運転手の仕事は基本的に1人で行うので、安全運転に集中さえできれば、運転席で何をやるのも自由です。周囲に人がいないのですから。
とは言え、公道を走るからには公衆道徳は守らなければいけませんし、とにかく安全運転の妨げになるようなことはできません。
しかし、好きな音楽は聞きたい放題です。今は職場で音楽を流しているところもなくはないですが、同僚がいる以上、自分の好きな音楽ばかり流すわけにはいきません。
その点、トラック車内なら誰に遠慮することなく、好きな音楽だけを聞きまくれます。グラムロックでもJポップでも演歌でもヘヴィメタでもパンクロックでもバロック音楽でも都々逸でも構いません。
聞くだけじゃなく、自分で歌っても構いません。ジャイアン級のオンチでも遠慮はいりません。

歌いたい放題

4. 自分のタイミングで休憩できる

オフィス、工場などの場合、昼食時間や休憩時間はその職場で一律に決められていることが多いものです。
しかし、くどいようですが基本的に1人で仕事するトラック運転手は、食事も休憩も自分の好きなタイミングでできます。
要するに、強制されたり、指示されずに自分のペースで仕事できるわけです。
指示されなければ動けないし、指示を待って動くほうが楽でいいという「指示待ち人間」には楽しくないですが、指図されるのがストレスになる人にとっては楽しい仕事です。

休憩

5. 仕事はたくさんある

トラック輸送は物流の中でも大きなウェイトを占めている一方、業界としては人手不足が続いています。
そのため、トラック運転手の求人もとても多いのが原状です。
さらにトラック運転手の仕事は専門的な技能を要する専門職ですから、経験を積み重ね、資格を増やすことでキャリアアップも可能です。今の仕事に「やり切った感」を感じたら、別の、もっと条件の良い会社に移ることも、人手不足が続いているだけに比較的容易です。
自分で会社や仕事を選ぶことも、他の業界に比べて容易なので、仕事も楽しくできます。

転職

6. 車の運転好きには天職

トラック運転手のような職業ドライバーの仕事に就く多くの人は、もともと「車の運転が好き」という人だったりします。
「好きなこと」を仕事にできるので、つまり1日の大半の時間をその「好きなこと」をして過ごすことができるので、1日の大半を「好きなこと」ができる満足感とともに過ごせます。好きでもないことをして1日の大半を過ごしている人に比べ、何と幸せなことでしょう。

天職

7. 長距離の仕事なら旅行気分

トラック運転手の仕事にもいろいろなものがありますが、中でも長距離のトラックの仕事の場合、文字通り、遠方に荷を運びます。
遠方の中には、観光地もあります。観光地ではなくても、日常の生活エリアとは違った風景の地方に行きます。その土地ならではの風景、食べ物、特産品があります。
仕事とは言え、普段の生活では見ない風景、食べ物、特産品に触れるチャンスもあります。旅行好きな人にとっては、それだけでも楽しくなります。

旅行

8. 過酷なところが減っている

トラック運転手の仕事は「拘束時間が長くて過酷」と言われています。そのため、人手不足が続いているようです。
世の中、そんなに「過酷じゃない仕事」ってあったっけ?と思わなくもないですが、ただ、日本社会を支えているトラック運転手のなり手がいないとマズいってことで、行政もトラック運転手の人手不足解消に乗り出しています。
で、トラック運転手の仕事が「過酷だから」人手が不足しているなら「過酷じゃないようにすりゃいいんじゃね」ってことで、トラック運転手の労働環境の改善が行われています。
とは言え、お上がやることなので、どこか現実に即していなかったり、「そううまくいくかよ」なところもありますが、「何もやらないよりはマシ」のたとえもある通り、少しずつ改善も進んでいます。

過酷な労働環境

9. Mな人には心地良い

トラック運転手の仕事は「拘束時間が長くて過酷」と言われています。
しかし、世の中にはいろいろな人がいて、それぞれの価値観を持っています。中には「仕事はできるだけ過酷なほうが良い」という人もいます。
自分をとことん追い込むことで人間的に成長できると考え、その高みを目指す人や、理屈抜きに過酷な状況に我が身を置きたい人は「仕事はできるだけ過酷なほうが良い」と考えるでしょう。
トラック運転手の仕事には確かに拘束時間が長い仕事もあり、またスケジュールなどがキツく、過酷と言える仕事もあります。しかし、「仕事はできるだけ過酷なほうが良い」という人は、過酷だからこそイキイキと仕事するでしょう。

過酷なほど燃える

10. 慣れると楽

世の中には「楽で楽で仕方がない」という仕事は滅多にありません。どんな仕事でもどこか「過酷」です。
それでも、人間とは不思議なもので、過酷な状況にもそのうち慣れてきます。慣れてくると、それほど過酷とは思わなくなります。
もし、いつまでも過酷と感じ続ける仕事なら、恐らく「合っていない」と思います。心や体を壊す前にスッパリ辞めたほうがいいでしょう。

慣れてくると平気

11. 肝心なのは楽しむ気持ち

世の中には「楽で楽で仕方がない」という仕事は滅多にありません。しかし、続けていくうちに慣れてきますし、慣れてこれば気持ちに余裕も生まれます。余裕ができれば、その仕事に自分なりの「楽しさ」を見つけましょう。
仕事には人生の多くの時間を費やします。少しでも「楽しさ」がないと、そこに多くの時間を費やすのがもったいないです。
また、何の変哲もないことにでも、人は工夫次第で「楽しさ」を発見できるはずです。
人は苦しいと、その苦しさばかりに気をとられてしまいます。しかし、物事には2面性があり、何でも「悪い面」があれば「良い面」もあります。
「積極的に楽しむ」という気持ちで仕事に「楽しさ」を探せば、きっと「楽しさ」が見つかります。

楽しい

タクシードライバーに必要な気の持ち方

おいしい生活

タクシードライバーは、お客さんをたくさん乗せることができれば月収50万円~月収70万円の給与を得ることもでき、「やればやるだけ稼げる仕事」だと言われています。勤務形態によっては毎月の休日も18日くらいにもなります。
簡単に言うと「おいしい仕事」です。
タクシードライバーには早朝から20時間近く勤務し、翌日を丸1日休む隔日勤務という特殊な勤務形態があり、給与も歩合制になっているので、休みが多いのに高収入を実現できるのです。
とは言え、ただ漫然とタクシーを走らせていても、そんな「おいしい仕事」とはなりません。コロナ禍でタクシー業界も厳しい状況となったようですが、タクシーが社会に必要な存在である限り、むざむざとつぶされはしません。


f:id:truckman:20190709135527p:plain

1. 負けん気

タクシードライバーは積極的にお客さんを見つける工夫をし、それを続ける努力をしなければ、たくさん稼ぐことはできません。
しかし、晴れの日もあれば雨の日もあるように、どうしてもお客さんが見つからないときもあります。大事なのはそこであきらめない、強い気持ちです。
「あきらめない。負けない」と自分に言い聞かせ、工夫と努力を続ければ、運気も変わります。
また、同じタクシー会社内で同僚ドライバーをライバルと考え「ライバルよりたくさん稼ぐぞ」という気持ちで仕事に取り組むのも良いでしょう。

ライバル

2. 譲る気持ち

タクシードライバーは仕事の大半は、タクシーを運転することです。当然、安全運転でなければいけません。
普段の運転もそうですが、お客さんを乗せているときは、お客さんの安全、快適性を第一に考える必要もあります。自己中心的な運転では、危険運転につながる可能性が増すばかりか、お客さんの快適性も損ないます。
慎重に、ていねいに、おだやかに、譲る気持ちを持って運転しましょう。

譲る

3. 謙虚さ

タクシードライバーの仕事は接客業でもあります。タクシーの利用者には、タクシー車内で快適に過ごしてもらわなくてはいけません。
接客と言ってもバーやスナックのママさんのように会話で楽しませればいいというわけではありません。タクシーに乗るお客さんの多くは、タクシー車内ではなるべく静かに過ごしたいと考えています。むしろタクシードライバーのおしゃべりは、お客さんの快適さを削ぐことになります。
タクシードライバーは基本的に1人で仕事をしますから、お客さんを乗せていないときはたった1人なので孤独です。お客さんを乗せれば会話を楽しみたいと思うかもしれません。
しかし、そこは行き先を聞いたりするなどの必要な会話以外はあまり話さず、お客さんに静かに過ごしてもらうことも大切なのです。
また、お客さんの中にはタクシードライバーとの会話を楽しみたいという人もいます。会話を楽しみたいと言っても、大抵の場合、タクシードライバーの話を聞きたいというより、自分の話を聞いてほしいという気持ちが強いものです。
会話を楽しみたいお客さんの場合、タクシードライバーはあまり自分のことばかりを話すのではなく、適度に話題を振るなどしてお客さんの気持ちを盛り上げ、会話を弾ませる必要があります。

静かに過ごしたい

4. 世話焼き

タクシーを利用する多くのお客さんは、タクシー車内では静かに過ごしたいと思っています。
ただ、中には「普通じゃない」お客さんもいます。高齢だったり、持病があったり、その他の原因があって、タクシー車内で体調を崩すお客さんもいます。
そうしたときはもちろん黙っているのではなく、お客さんに体調を尋ね、必要があれば医療機関に連れて行かなければいけません。
タクシードライバーはお客さんに余計な会話を求めてはいけませんが、お客さんの様子は常に気にして、何か異変を察知したらそれに対処しなければいけないのです。

体調悪そう

5. 察する心

タクシーの多くのお客さんは、車内で静かに過ごしたいと思っていますが、中にはタクシードライバーとの会話を楽しみたいという人もいます。タクシードライバーは、お客さんが静かに過ごしたいようなら余計な会話はせず、お客さんが会話を楽しみたいようなら適度に話しかけたり話題を振って会話を盛り上げなければいけません。
タクシードライバーがお客さんに快適に過ごしてもらうのに必要なのは、その場を読む術です。お客さんの気持ちを察することです。
経験豊富で有能なタクシードライバーは、乗ってきたお客さんとの「どこまでですか?」のやりとりで、そのお客さんが車内でどう過ごしたいかを察すると言います。

心の中にアンテナを

6. 諦観

タクシードライバーの基本は安全運転です。そして安全運転を重視するなら、ときとして必要なのが「あきらめること」です。
タクシードライバーは道路でタクシーを走らせながらお客さんを見つけ、安全にお客さんのところにタクシーを寄せてお客さんを乗せます。
しかし、せっかくお客さんを見つけても、そこからお客さんのそばにタクシーを寄せようとすると車の流れを邪魔してしまい、それが危険なときもあります。
そんなときは無理をせず、見つけたお客さんもあきらめる判断が必要です。

車の流れ

7. まめ

タクシードライバーがたくさんお客さんを見つけ、収入をアップさせるためには、営業エリアでの人の流れをつかみ、タクシーを利用しそうな人がいるであろうところに行かなければいけません。できればそこには、ライバルとなる他のタクシーがあまり来ないことが望ましいです。
そんな場所を見つけるには、多くの情報を得なければいけません。そうした情報収集、収集した情報の分析をまめに続けなければ収入アップを実現することは難しいでしょう。

「豆」

8. 先を読む

タクシードライバーが収集した情報を分析するとき、必要なのが先を予想する力です。
たとえば、週末に営業エリア内で大きなイベントがあるとき。
大きなイベントがあるので、人が集まってタクシーを利用してくれるのか、イベントのタイプから推測してそれほどタクシー利用者が増えるとも言えないのか、タクシー利用者が増えるかもしれないが、交通渋滞が起きて、決して売り上げアップにはつながらないのか、さまざまな推測ができます。
そこから自分なりに一番確実そうな先読みをしなければいけません。
また、そういった先読みだけではなく、日ごろの運転でも、先の道路状況を読むことで安全運転が可能になります。タクシーの運転でも先を読むことは大切です。

先を読むと言っても占いじゃありません

9. 引くべきときは引く

安全運転にとって必要なのは冷静な判断です。
とっさのときにも冷静な判断ができれば、交通事故を回避できる可能性も高まります。焦ってパニクり、ハンドル操作を誤ったら大変です。
運転するときには近視眼的ならず、1歩引いた視点で全体を見て、冷静な判断で運転しなければいけません。たとえ他の車にあおられたからと言って「やられたらやり返す!」などと考えてはいけません。

引くとき

10. 見栄

「見栄」と言っても「見栄を張る」ということではありません。タクシードライバーは接客業でもあるので「見栄えを気にしなければいけない」ということです。
つまり、お客さんから見てだらしない恰好、不潔な恰好ではいけないのです。タクシードライバーには清潔感のある身だしなみが求められます。

これはやり過ぎ