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タクシードライバーの意外と知られていない「意外な事実」

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予想や想定をしていなかったことが普通に起こってしまうのが人生です。
タクシードライバーだって例外ではありません。
タクシードライバーは世間から「過酷で低収入」とか「不愛想」とか「低学歴」とか「他にできることがなく、仕方なくタクシードライバーの仕事に就いている、社会から落ちこぼれたクズ」とか、不当に蔑視されている向きがあります。
実際は、人々の生活をとても便利にしている、社会に無くてはならない、重要で貴重な仕事であるにも関わらず、単なるイメージで悪く言われたりしています。
まあ、人はよく知らないことに関しては無責任にあることないこと言うものです。勝手なものです。

そこで今回は、勝手にタクシードライバーという仕事に関わる「意外な事実」を紹介します。せめて少しはカッコつけさせてください。


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1. 意外と稼げる

タクシードライバーの仕事は「過酷で低収入」と思われているフシがあります。でもそれは単なるイメージです。
実際、タクシードライバーは年収250~300万円、月収23~25万円と言われ、特に稼いでいる人は年収400万円以上とも言われています。
タクシードライバーの給与は歩合制であることが多く「やればやっただけ稼げる仕事」となっています。逆に「やらなければやらなかっただけ稼ぎが落ちる仕事」でもあります。
要するに「その人の頑張り」次第であり、一概に「低収入」だなどと言い切れるものではないのです。

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やればやるだけ稼げる

2. 意外と休める

タクシードライバーの仕事は「拘束時間が長く低収入」だなどと言われることがあります。確かに、早朝から翌日の深夜までの勤務という働き方もあります。
それがタクシードライバーの「隔日勤務」という、特殊な勤務形態です。
隔日勤務では朝から翌日の深夜までほぼ1日勤務し、そこから丸1日休みます。もちろん休憩もはさみます。
これを月に12日間くらいこなし、後の18日間くらいが休みになります。
月に18日間も休めるわけです。そのため、プライベートが充実しまくります。
それに隔日勤務ではなく、普通に昼間だけの勤務、または深夜のみの勤務などがあり、自分に合った勤務を選べるようになっています。
とにかく、一概に「拘束時間が長い」というわけではありません。

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バカンスにも出掛けられる

3. 意外と接客が苦手

タクシードライバーの仕事は乗客を安全に、快適に、迅速に目的地まで運ぶことです。この「快適に」というところは結構重要で、そのためタクシードライバーの仕事は「接客業でもある」と言われています。
とは言え、同じ「接客業」でも、スナックのママさんと違い、タクシードライバーに「お客さんを一瞬も飽きさせない華麗なる会話術」が求められるわけではありません。タクシーの利用客の多くが、タクシー車内では静かに過ごしたいと思っていたります。タクシードライバーをそんなお客さんを「不快にさせないように」すればいいのです。
「快適に過ごしてもらう接客術」とは、最低限度のマナーを心得、安全で穏やかな運転で乗客を迅速に目的地に運ぶことです。
実際、タクシードライバーにも接客に苦手意識を持っている人はいます。それでも「快適に過ごしてもらう」という意識で誠実に務めれば、それは伝わります。苦手意識があればこそ、一所懸命やればいいのです。

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快適に過ごしてもらう

4. 意外と高学歴

タクシードライバーを「他にできることがなく、仕方なくタクシードライバーの仕事に就いている、社会から落ちこぼれたクズ」が集まる底辺職だなどと言う輩がいます。
しかし実際は、休みもたっぷりで「最高で年収700万円を稼いだことがある」という人もいます。なかなか社会的に優位な仕事です。「底辺職」などと言うのは単なるやっかみです。
そんなタクシードライバーのメリットに気付いた人がこぞってタクシードライバーの仕事に就いているそうです。もちろん、高学歴の人にも気づいている人はたくさんいます。
また、将来、自分で起業するため、その資金をちゃっちゃと稼いでしまおうと、タクシードライバーになった人もいます。

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大卒も珍しくない

5. 意外と元社長が多い

タクシードライバーの仕事は給与が歩合制であることが多く「やればやっただけ稼げる仕事」になっています。
それもあって「起業資金を得るためにとりあえずタクシードライバーになった」という人もいます。タクシードライバーを経て起業し、経営者としてバリバリやっている人もいます。
タクシードライバーとして多く稼ぐには、リサーチや情報分析などのマーケティングを行うと有利です。そういったことに慣れた元経営者が、タクシードライバーの仕事にその経営のノウハウを生かして多くの収入を得ているそうです。

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起業資金を貯めることも

6. 意外と転職しやすい

ま、これは「意外」ではないかもしれません。
タクシードライバーをはじめとした「運転手」の仕事はここのところ人材不足が言われていて、しょっちゅう求人が出ています。一度入社した会社でも「合わない」と思えば、割りとたやすく転職できます。

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過疎化が進む運転手業界

7. 意外と副収入がある

タクシードライバーの仕事には「隔日勤務」という特殊な勤務形態があり、これを選ぶと月に18日間くらいが休みになります。
そんな休みを利用して副業を持っている人もいます。
また、そこまでしなくても、タクシードライバーとしての体験をブログにアップし、アフェリエイトで副収入を得ている人もいます。
そこまでしなくても、タクシーの乗客の中には時折チップをくれる人もいて、それを副収入としている人もいます。

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ときにはチップも

8. 意外と気楽

タクシードライバーは接客業の要素もあり、お客さんを乗せているときはそのお客さんを「安全に、快適に、迅速に目的地に運ぶ」ことに気持ちを集中させなければいけません。
しかし、お客さんが乗っていないときは、横に口うるさい上司も口さがない同僚もいません。気楽と言えば気楽です。
ただ、お客さんを乗せていないときは「タクシーを利用したい」という歩行者をいち早く見つけなければいけないので、それはそれで大変です。
そんなタクシードライバーにも休憩時間はあります。公園横の道端に停めてあるタクシーの車内で昼寝をしているタクシードライバーを見掛けたという人もいると思いますが、アレです。
タクシードライバーは「やればやっただけ稼げる仕事」ですが「低収入でも平気」と覚悟さえすれば「ナマケたければナマケたいだけナマケられる仕事」でもあります。本人次第です。

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ある意味気楽

9. 意外と頭脳労働

タクシードライバーとして大いに稼ぐには、ただ漫然とタクシーを運転しているだけではいけません。「タクシーに乗りたい」という人の流れをつかまなければいけないのです。
そのための情報を集めて分析し、仮説を立てて実証し、成果を上げていきます。マーケティングです。
いわばタクシードライバーは個人事業主に近い感覚が必要なのです。経営者でもあるわけです。意外と頭を使う仕事です。

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経営者なのです

10. 意外と進化している

ここんとこネットで「タクシー」を検索すると出てくるのが「空飛ぶタクシー」のニュース。
見てみると、ヘリコプターのような、ドローンのようなマシンが出てきます。そういう「空飛ぶタクシー」の開発を海外の企業が進めているようです。
また、今やタクシーを利用するにも、大きな通りで走っているタクシーを見つけたり、電話で呼び出したりするのではなく、スマホのアプリで呼び出せるようにもなりました。
「空飛ぶタクシー」を、いわゆるタクシードライバーが運転できるわけではなく、専門の運転手というか操縦者がいるのでしょうが、とにかくタクシーもいろいろ進化しているようです。

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ドローン