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トラックドライバーの仕事が楽だと思える理由

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お気楽極楽な感じ


人はできるだけ、をして生きていきたいと思っています。人生に苦労なんかなく、楽しいことばかりだといいな、座っているだけでお金がチャリンチャリンと入ってくる仕事がいいな、なんて思ってしまいます。
実際、テレビ番組を見ていると、タレントは座って愛想笑いをしつつ、当たり障りのないコメントをしゃべるだけで大金をもらえてうらやましい、なんて思います。
けど、そんなあなたの仕事や人生を、誰かがうらやましく思っているかもしれませんよ。ほら、あなたの後ろの暗闇で…。
閑話休題。
誰でも他人のことは実情よりも美化して見てしまうものです。
その逆もあります。トラックドライバーは「勤務時間が長くて過酷」と思われがちで、若い人は就職先として選択肢に入れない傾向が強かったりしますが、意外とそうでもないかもしれません。
そもそも「楽」かどうかは個人差もあります。過酷な状況が大好きという人には、トラックドライバーの仕事は物足りない、かもしれません。

1. 仕事の大半は運転だから

トラックドライバーの仕事にもいろいろな種類があります。
1日に何軒もの届け先を回って荷を届ける仕事もあれば、一度会社を出たら2~3日、長いと1週間くらいは戻らず、長距離を走って荷を届ける仕事もあります。
トラックの大きさも違います。軽トラックを使う仕事もありますし、長距離を行く仕事では主に大型トラックを使います。
ただ、仕事の大半が「トラックを運転すること」というのは、大体同じです。
トラックも大きければ大きくなるほど、運転も難しくなりますが、それでも大型運転免許取得は、何年も挑戦し続けてようやく合格する司法試験ほどの難関ではありません。
運転が三度のメシより好物という人にとっては「運転してりゃ給与をもらえるなんて、こんな楽チンな仕事はない」と言えるくらいではないでしょうか。

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トラックの運転

2. 誰かと接することが少ないから

トラックドライバーの仕事の大半を占めるトラックの運転中は、運転席の横には上司も同僚もいません。運転中は基本的に1人です。
人は24時間365日、誰とも会わないと孤独に陥り、滅入ってしまうでしょうが、24時間365日、ずっと誰かと一緒にいなければいけないとなると、これまたイヤになってしまうでしょう。ときには1人でいたいものです。
1人でいるということは、誰にも気兼ねがいらないということです。これはとても「楽」です。

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1人は気楽

3. たくさん稼げるから

人はいろいろな理由があって仕事をしますが、生活費を稼ぐためという理由は、大きな比重を占めます。そして、稼げば稼ぐほど生活に余裕が出て、物欲やら食欲を大いに満たすことができます。すなわち、満ち足りた生活に近づきます。
トラックドライバーの給与は歩合制になっていることが多く、そのため「やればやっただけ稼げる仕事」と言われています。トラックドライバーの仕事をツライと感じることがあっても、たくさん仕事をしてたくさん稼ぐことができれば、結果的には楽な暮らしを手に入れることはできるでしょう。

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たくさん稼ごう

4. ノルマがない仕事もあるから

一般的なサラリーマンの典型とも言える営業職には、仕事にノルマが課せられている職場もあります。
この場合、契約のノルマを達成しないと、上司からネチネチと嫌味を言われることになるかもしれません。そう考えるだけで、営業成績が伸び悩むと安眠もできなくなります。
一方、トラックドライバーの仕事の中でもセールスドライバーは営業職でもあるので、会社によってはノルマもありますが、それ以外のトラックドライバーには通常、ノルマはありません。
交渉によって契約を結ぶことに関してのノルマを背負うという緊迫した状況下で仕事をしないで済みます。

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ノルマが大変

5. 突然の雇用の打ち切りはほとんどないから

このところ政府の少子化対策がほとんどうまくいっていないからなのか、少子化に歯止めがかからず、多くの業界で人手不足が顕著になってきています。トラックドライバーの業界もその1つです。
そんなわけで、トラックドライバーの求人はいつも多く出ていますし、トラックドライバーを雇う会社も1度トラックドライバーとして採用したら、できるだけ長く勤務を続けてほしいと願います。
コロナ禍経済が大打撃を受けましたが、トラックドライバーはエッセンシャルワーカー、いわゆる社会に不可欠な職業とも言われていて、売り上げに大きな影響のなかった会社も結構ありました。
突然の失職を心配しないで働けるって、気持ちはかなり「楽」なのではないでしょうか。

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突然の失職は大変

6. 正社員は待遇も良いから

トラックドライバーの就職にもいろいろな形態がありますが、正社員での求人も多く出ています。
正社員は何と言っても福利厚生をしっかり受けられるのが魅力です。
しかも、個人事業主とは違い、自分で仕事を取ってくる必要もありません。個人事業主は自分で仕事を取ってきて、その売り上げから経費も捻出しなければなりませんが、社員なら毎月20万円~40万円の給与を手にすることできます。
正社員は個人事業主などに比べ、精神的にかなり気楽だと言えます。トラックドライバーに限ったことではありませんが。

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正社員は待遇が良い

7. 仕事が楽しいから

トラックドライバーという職業を選択した人の中には「運転が好き」とか「車が好き」「トラックが好き」といった理由でトラックドライバーになった人もいます。
そんな人は「好き」を仕事にできたので、仕事を楽しいと感じることができます。
また、世の中にはどんな仕事でも、積極的に楽しもうという気持ちで仕事をする人がいます。こういう人も、仕事を楽しむことができるでしょう。
仕事を楽しむことができる人は、楽しみながら仕事をしているので、嫌々ながら仕事をしている人より「仕事が楽」という感覚を味わっているはずです。

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「仕事が楽しいぜ」

8. 慣れるから

トラックドライバーの仕事にも大変な面、苦しいと思えるところがあります。
しかし、何事にも「慣れ」があります。最初は「苦しい」と思っていたことでも、続けていれば慣れてきます。それはコツを覚えたり、技能が向上するからです。
ただ、トラックドライバーの仕事では安全運転は何よりも大切なので、運転に慣れたとしても、気のゆるみから安全運転を怠ってはいけません。

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積み重ねが大切

9. 自動運転になるから

自動車の自動運転システムの開発が進んでいます。人手不足が続いているトラック運送にもこのシステムを生かし、将来は無人トラックが物流を担うかもしれないと言われています。
とは言え、トラックという、交通事故を起こしたらかなり危険な大型機械を、完全にAIの操作に任せるようになるのは、まだまだ先の未来のことでしょう。しばらくは、人がトラックに乗り込んでシステムをチェックしたり、適宜運転したりするような形になるはずです。
そうなると、トラックドライバーとは言え、勤務時間中はずっとハンドルを握る必要はなく、仕事がになります。

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自動配送

10. 見方を変えればどんな仕事も楽

トラックドライバーの仕事を「勤務時間が長くて過酷」だという人もいます。
確かに、トラックドライバーの仕事には勤務時間が長い仕事もあります。そういう仕事が合わない人、そもそも車の運転を苦痛にしか感じない人にとっては、トラックドライバーの仕事は過酷にもなるでしょう。
しかし、モノは考えようです。
そういう仕事も「ボクシングのスパーリングを8時間続けるよりはマシ」と考えれば、夢のようにだと感じるかもしれません。ボクシングのスパーリングを楽だと思う人は別ですが。
どんな仕事でも、積極的に楽しむようにすれば、意外と過酷だと感じなくなるかもしれません。

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のんびり気楽に