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トラックドライバーになる前に考えるべきこと

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やればやっただけ稼げる

平均年収はおよそ350万円~486万円で、最大年収約650万円以上とも言われ、「やればやっただけ稼げる職業」となっているトラックドライバーになるには、類まれなる美貌も、難解な数式を解く高い知能も、見栄を張るには十分の高い学歴も、相続時に血で血を洗う争いが起きるような財産も、千里を見通す超能力も必要ありません。言ってみれば、運転免許やる気責任感さえあれば「誰でもなれる」職業です。
それだけ就業のハードルが低いのに、仕事の大半は「トラックの運転」というシンプルなもので、しかもしっかり高収入を得ることができる「おいしい職業」ですが、だからと言って安易にトラックドライバーになってしまって良いのでしょうか?


1. 適性

どんな仕事でも、人によって向き不向きがあります。世の中には教師に向いている人もあれば、警官に向いている人もいますし、スポーツ選手に向いている人、政治家に向いている人、製造業に向いている人など、さまざまです。
いくら給料が良くて待遇が良くても、自分に向いていない仕事に就くとストレスがたまり、辞めたくなります。給料がそこそこで仕事がきつくても、向いている仕事だと不思議と長続きしてしまいます。
まず、トラックドライバーの仕事が自分に向いているかどうか、じっくり考えることが肝心です。

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スポーツ選手にも向き不向きがある

2. 求人サイトの選択

トラックドライバーの仕事が自分に向いているかどうかを知るには、トラックドライバーの仕事についてできるだけ知ることが必要です。
職業や職場環境を調べるには、求人サイトを活用することが有効です。できればドライバー専門の求人サイトを見つけ、そこでとことん情報を得ましょう。
専門の求人サイトは、その職業に関する情報も豊富です。また、トラックドライバーの仕事にもいろいろな種類があるので、その解説もあるサイトならより便利です。

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ネットを活用

3. 会社の選択

トラックドライバーという職業について調べたら、就職先となる会社についてもよく調べましょう。そのままドライバー専門の求人サイトを活用すると、いろいろな会社を比較できて便利です。
会社を調べるとときは、仕事の内容、福利厚生はもちろん、企業理念会社の規模なども調べましょう。会社のホームページを見たりするのはもちろん、できれば実際に会社を訪問して職場の雰囲気に触れることも大事です。
もしかしたら、会社は良さそうだったけど、やっぱトラックドライバーには向いてないと感じるかもしれません。とにかく、納得いくまでとことん調べましょう。

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職場の雰囲気もそれぞれ

4. 運転を好きかどうか

トラックドライバーの仕事は決してトラックの運転だけではありませんが、仕事の大半はトラックを運転することです。
トラックの運転とは、要するに車の運転です。
「車の運転なんて普段からやっているし、車の運転していてお金をもらえるなんて、こりゃ楽だ」と思ってトラックドライバーの仕事を始めると、意外と飽きてくるかもしれません。やはり、単に「運転ならできる」と言うより「運転を好き」のほうが長続きするでしょう。
「運転を好き」とは言えないまでも「トラックを好き」「車を好き」でも良いですし「物流に興味津々」「流通に興味がある」「とにかく何かを運びたい」「社会に貢献したい」とか、その仕事に対する思いがあったほうが、仕事に対する責任感を持つ動機になります。思いがあると、仕事をやり遂げたときに達成感も生まれますし、誇りを持って仕事をすることもできます。

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運転

5. 体力は大丈夫か

トラックドライバーの仕事は体力仕事でもあります。
トラックの運転で大量のカロリーを消費することはありませんが、体力は消耗します。体力を消耗して疲労がたまると、冷静な判断ができず、また、その判断に体がついていかなくなり、交通事故リスクが異常な高まりを見せることになります。危険です。
体力に自信がない場合は、栄養バランスが整った食事をしつつ早速体を鍛えて体力をつけましょう。

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鍛える

6. 心身共に健康か

トラックドライバーにとって何よりも大切なのは無事故無違反を貫くことです。
交通事故を避けるには、体調管理がとても大切になります。体調だけではなく、精神的な安定も大切です。
とっさのところで冷静な判断ができず、運転操作を誤ると大変です。また、ちょっとしたことで激怒したり、取り乱したりするのも、危険運転につながるので、体調だけではなく、精神的な安定にも気をつけなければいけないわけです。
怒りっぽい、慌てやすい傾向にある人は、職業ドライバーに向いていないかもしれません。

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冷静

7. 周囲の意見

多くは「やっかみ」からだと思われますが、トラックドライバーにマイナスイメージを抱いている人もいます。親兄弟、友人知人の中にも、そんなマイナスイメージを持った人がいるかもしれません。
親兄弟ならトラックドライバーになることを反対してくるかもしれません。友人知人なら眉をひそめたりするかもしれません。
もちろん、だからと言って「トラックドライバーになりたい」という考えを変える必要はありません。しかし、そういうマイナスイメージを持つ人が周囲にいるということを知っておきましょう。陰でいろいろ言われるより、そのほうが良いはずです。

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陰口

8. 覚悟があるかどうか

トラックドライバーの仕事は交通事故のリスクにさらされながらも、預かった荷を安全に届けるという、とても重い責任を背負うものです。
しかも、もしかすると周囲にはトラックドライバーの仕事にマイナスイメージを抱く人もいるかもしれません。
そういったことをすべて引き受け、トラックドライバーになるという覚悟があるか、今一度自分に問うてみましょう。
そうした覚悟のある人は「主にトラックを運転しているだけでたっぷり稼げる」おいしい仕事に就くことができるわけです。

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覚悟がある顔

9. その収入で大丈夫か

トラックドライバーは「やればやっただけ稼げる仕事」ですが、世の中には年収1000万円でも「収入が低い」とため息をついている人もいれば、年収300万円でも十分満足している人もいます。
トラックドライバーとして稼げる収入に対して、自分ならどうなのか、よく考えてみましょう。大事なことです。上を見ても下を見ても、何にもなりません。

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収入

10. 命を賭けて命を守れるか

くどいようですが、トラックドライバーは常に交通事故のリスクにさらされることになります。
交通事故は最悪、人命にも関わります。安全運転を守り、交通事故を避けるということは、命を守るということです。トラックドライバーだけではなく、あらゆるドライバーの最大の目標は「交通事故ゼロ」でなければなりません。
命を守るというのは、他人の命だけではなく、もちろん自分の命も守ることでもあります。

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交通事故