人はいつまで小さい地球の上で、この島はどっちの国のものだ、とか、このラインを越えたら領土侵犯だなどと言って争うのでしょうか。どっちかが死に絶えるまで続けるのでしょうか。そのうち、地球は誰も住めない環境になってしまうかもしれません。
宇宙に目を向けましょう。とっとと宇宙に出掛け、未知の星を探索し、開拓しましょう。とてつもなく広いですよ。
そんな風に思ってしまうほど、科学技術は日々進化しています。
自動車も進化しています。「こんなタクシーがあったら乗ってみたいな」なんて空想が、そのうち現実になるかもしれません。
1. 車内は高級スイートルームのよう
タクシーに乗車するなら、目的地までなるべく快適に過ごしたいものです。
後部座席はふかふかシートで床にはじゅうたんが敷き詰めてあり、天井が高く、室内が広々していれば言うことありません。
もちろん、振動もエンジン音もありません。車内は一流ホテルのスイートルームのように静かで揺れません。
2. 運転手はロボット
タクシーを利用するとき、多少でもドキドキしてしまうのが、「運転手はどんな人かな?」ということです。あるときはとてもていねいで愛想も良く、物腰が柔らかい運転手だったのに、違うときはとても無愛想で、仏頂面をしていて、ぶっきらぼうだったりします。
世の中にはいろいろな人がいますから、当然、タクシー運転手にもいろいろなタイプの人がいます。タクシーに乗っている時間はほんの短い時間だとしても、やはり初対面の人と同じ空間で過ごすのですから「運転手はどんな人かな?」のドキドキがあります。
この運転手が皆ロボットであれば、いつ、どこで、どんなタクシーに乗っても同じ気持ちで接すれば良いので楽です。
3. 空を飛ぶ
今でも空飛ぶタクシーの開発は行われていますから、これは遠くない将来、実現するでしょう。
ただ、ここで望む「空を飛ぶ」は、空を飛んで渋滞などを回避するというより、移動中に眺望を楽しむということです。何しろ、後部座席はふかふかシートで床にはじゅうたんが敷き詰めてあり、天井が高くて室内が広々しているのですから、やはり窓からの眺めも良くないと。
4. 滅法低料金
タクシーはそもそも便利な乗り物です。できれば、多くの他人と一緒にバスや電車に乗り、行きたい場所の手前で降りて後は歩かなきゃいけないなんて不便は避けたいものです。その点、タクシーは自分だけを今いる場所から必要なすぐそこの場所まで運んでくれます。
それだけタクシーが便利なら、あらゆる人がタクシーを利用しそうなものですが、実際はそうでもありません。それはやはりタクシーが、それだけ便利なだけに、バスや電車より料金が高いからです。
逆に言うと、タクシーの料金が電車やバス並みであれば、誰もがタクシーを利用するでしょう。
5. かわいいデザイン
今は何でも「映え」が求められる時代です。タクシーだって、映えるようなかわいいデザインのタクシーに乗りたいものです。
ハンドルを握るタクシー運転手の気分もアガるのではないでしょうか。
6. スピードはすごいけど安全
タクシー車内では快適に過ごしたいものですが、やはり迅速に目的地に着いてほしいとも思います。スピード感を重視するのではなく、ちゃんとスピードを重視してほしいです。
法定速度はきちんと守りつつ、レーサー並みのドライビングテクニックで、あっという間に目的地に到着してくれるとありがたいです。ロボットならそれくらいはできるはずです。
もちろん、安全運転もしっかり行えるはずです。
7. 自転車も楽に乗せられる
タクシーの主流は、いわゆる普通自動車です。トランクはありますが、限界もあります。
街を歩いていると、たまに屋根に自転車を乗せている車を見掛けます。タクシーでも、工夫すればできるかもしれませんが、手間です。そういう手間をかけるのはロボットの運転手かもしれませんが、その分、時間もかかったら嫌です。
自転車のような想定外の大きさの荷も、とても気軽に運べるようになると、タクシーはますます便利になるはずです。
8. 無料の飲食が用意されている
タクシーにホテル並みの快適なおもてなしを求めたいので、ウエルカムドリンクなんかがあるとうれしいです。
ついでにお菓子でもあれば、さらにうれしいです。この際だから食事まで出してほしいものです。
それで格安で目的地まで移動できれば、言うことありません。
9. 寝たくなるとシートがベッドになる
早朝、職場までタクシーで行くとして、到着するまで寝ていけると、朝もギリギリまで寝坊できて便利です。
帰りも自宅まで寝て行けると、さらにうれしいです。
そんなタクシーだと、とても巨大になりそうですが、外から見ると小さくて、中に入るととても広いなんて技術も、そのうち実現するかもしれません。
10. 最後に
遠い未来には、人類も宇宙に進出するでしょう。本当に遠い遠い、想像できないほど遠い未来には太陽が消滅するのですから、そのときにはどうせ宇宙に移住していなければいけません。
宇宙時代が来れば、「空を飛ぶ」どころか宇宙まで行けるタクシーも登場するでしょう。「ちょっと月まで出勤」なんてこともあるかもしれません。