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こんなタクシー会社で働きたい

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どっちが本当かなぁ


人手不足が続き、高齢化が進んでいると言われるタクシー業界ですが、その一方で、若い人にとっても魅力的で、人気が高まってきている職種だとも言われています。
どちらが本当なのか、純朴な人は戸惑ってしまうでしょう。恐らく、どちらも本当なのです。物事は何でも多面性がありますから。
タクシー業界と言っても、1つ1つのタクシー会社によって個性もありますし、その会社の拠点がある場所での地域性もあります。どのタクシー会社が自分に合うかは、相性もありますが、できれば入社した後で後悔しないよう、しっかり確認して決めたいものです。



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1. 給与保証が高額

タクシードライバーの給与は歩合制になっていることが多いです。つまり、お客さんからいただく運賃の何割かがドライバーの収入になるのです。そのため、お客さんを乗せれば乗せただけ収入が増えます。ただ、あまり乗せられないと収入も少ないです。
ですから、タクシードライバーになりたての新人は「果たしてちゃんと収入を得られるだろうか」と不安になります。そりゃそうです。
そんな不安を解消するため、タクシー会社ではちゃんと、なかなか高い売り上げを出せない新人に給与保証を設けています。その内容は会社によって異なりますが、例えば、ある大手では入社して3か月間は毎月基本給30万円を支給していたりします。
ちなみに基本給は、その後も基本的には支払われますが、基本給と歩合給の割合も会社によって異なりますので、その辺も事前にきちんと確認しておくと良いでしょう。

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お金は大事

2. 二種免許取得費用を全額援助

タクシードライバーとしてタクシーを運転するには、第二種運転免許の取得が必要です。
この第二種運転免許を取得するために自動車教習所に通うと、約25万円から約30万円の費用がかかります。
この費用を援助してくれるタクシー会社は多いです。ただ、会社が立て替え、その後、給料から引く形で返済していくことになっている会社もあれば、全額をただ出してくれる会社もあります。返済する場合も、全額返済の会社や、一部返済の会社などがあります。
もちろん、全額支給してくれたほうがありがたいですが、それでも入社して数か月で退社したりすると、返済しなきゃいけなくなったりもします。
そうしたところも含め、あらかじめしっかり確認しましょう。

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免許が必要

3. 女性ドライバーが多い

「女性がたくさんいたほうが華やいで気持ちイイ」なんてことではありません。
タクシードライバーはもともと圧倒的に男性が多かったのですが、女性の社会進出に伴い、女性ドライバーが増えてきました。とは言え、数年前の集計では、割合はまだ約3%だと言います。
ですから、女性ドライバーが多い会社ということは、それだけ先進的な会社だということになります。
それだけではありません。男性ばかりの職場ではなく、そこに女性が多くいることになれば、当然、男性も女性も、どちらも働きやすい職場環境にする必要もあります。男性も女性も、誰もが働きやすい職場だからこそ、多くの女性が入社してきているに違いありません。
それだけ経営者が、社員の働きやすさを考えている職場だということです。

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男性も女性も働きやすい職場

4. 研修がていねい

入社するとすぐ、タクシードライバーになれるわけではありません。まず、第二種運転免許を取得しなければいけませんし、取得してからも社内の研修を受け、合格しなければいけません。東京などでは地理試験にも合格しなければいけません。
つまり、入社した後も覚えなければいけないこと、身につけなければいけないことがたくさんあるのです。
こうした研修をしっかり、ていねいに行う会社かどうかも、その会社に勤めるときには重要になります。1日でも早く、タクシードライバーとして仕事をさせたいばかりに、研修が甘かったり、いい加減だったりすると、後々困るのはドライバー自身です。お客さんからもクレームが来るようなドライバーになってしまうかもしれませんし、交通事故を起こしてしまうかもしれませんから。

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地理を覚える

5. 最新車両に乗れる

自動車の性能も日々進化しています。タクシー用の車両もそうです。新しく、高い性能のタクシーを運転できれば、やはりうれしいものです。
また、セーフティシステムも進化しているもののほうが良いでしょう。

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最新車両?

6. 高齢でも働ける

日本は本格的な高齢化社会を迎え、政治家が責任を果たさず「すべての国民が悠々自適な老後を送れる社会」を実現していないせいで、多くの企業が定年延長定年後再雇用などを行い、高齢でも働ける環境をつくっています。
タクシー業界も同様で、フル勤務ではないようですが、70代のタクシードライバーも活躍しています。
とにかく、年金だけじゃ足りないので、多くの人ができるだけ長く働くことができる職場を求めています。定年延長定年後再雇用を取り入れているタクシー会社も増えていますので、これも確認しておきましょう。

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高齢ドライバー

7. 事故の補償が手厚い

タクシードライバーは道路で車を走らせることが仕事ですから、常に交通事故のリスクを負っています。交通事故を避けるため、常に安全運転を心掛けなければいけませんが、最悪を覚悟することも必要です。その上で最善を尽くすのです。
もし、交通事故を起こしてしまった場合、賠償金などは誰が払うのかはとても大事です。これは事故原因などによって違ってくるので、一概には言えませんが、タクシー会社によって補償も異なります。転ばぬ先の杖というやつで、これもしっかり確認しておいたほうが良いかもしれません。

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事故は避けたい

8. キャリアアップできる

タクシードライバーは給与が歩合制になっていることが多いので、タクシードライバーとしてたくさんお客さんを乗せることで給与アップを図ります。一般的なサラリーマンのように課長、部長と出世して昇給していくわけではありません。
とは言え、タクシードライバーにもキャリアアップはあります。
例えば、ハイヤーのドライバーになることです。ハイヤーはタクシーより高級なので、タクシードライバーより高度な技能を求められる分、収入も上がります。
また、実はタクシー会社にも昇進があります。運行管理者の試験に合格し、班長所長などに昇進できる会社もあります。
他にも専門的スキルを身に着け、観光タクシーキッズタクシーのドライバーになったり、独立してタクシー会社の経営者になる、個人タクシーのドライバーになるといった道もあります。
社員のことを考え、こうしたキャリアアップを応援してくれる会社もあるのです。

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上を目指す

9. ホワイトな職場環境

過酷であればあるほど燃えるという人でもない限り、やはり職場はホワイトな環境のほうが良いものです。

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ホワイトな職場で働く人の笑み