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交通事故を起こしにくい人

どっちだろう


車を運転する人は誰もが、交通事故を起こしたくない、交通事故に遭いたくないと思っているはずです。思うべきです。
その交通事故の原因はさまざまです。天候や車両の状態にも影響されますが、運転する人の意識が大きく関係します。すなわち、気のゆるみやストレス、体調不良などによって正しい判断ができなくなり、運転を誤って事故を起こしてしまうわけです。
加えて、もしかしたら事故を起こしやすい人、起こしにくい人という、タイプ別に分かれているかもしれません。さあ、あなたはどちら?


1. 車間距離を十分に取る人

よそ見をしていて、前の車が減速したことに気付かず、追突してしまうという「うっかり」による交通事故が意外と多いようです。
もちろん、運転中の「よそ見」は厳禁ですが、それでも前の車が急にブレーキを踏むことは日常にあり得ることです。そんなときでも、あらかじめ車間距離を十分取っておけば、事故を防ぐことができます。
基本と言えば基本ですが、焦っていたり、いつもやっているからという「慣れ」で、車間距離を詰めてしまわないよう、改めて注意しましょう。
日ごろから、しっかりと十分な車間距離を取っている人は、事故に遭うリスクも少なくなります。

車間距離は十分に

2. 両手でハンドルを握る人

自動車教習所で習ったように、ハンドルは両手で握るものです。
片手しか使っていないということは、もう片方の手は何をしているのでしょうか。スマホを操作したり、サンドウィッチでも持って食べながら運転しているのだとしたら危険です。
それとも、何となく片手を遊ばせて、もう片方の手だけで運転しているのでしょうか。しかし、いざというときに片手では、本来発揮できる力を十分に発揮できず、ハンドル操作を誤ってしまうかもしれません。危険です。
もちろん、たまに缶コーヒーを口に運ぶくらいは構いません。それでも気のゆるみは禁物です。
いつも初心を大切にし、ハンドルも両手でしっかり握る人は、いざというときも適切に対処できるはずです。

ハンドルは両手で

3. 気持ちに余裕のある人

焦ったり、イライラすると、冷静な判断ができなくなり、ハンドル操作などを誤る危険が高くなります。そして焦ったり、イライラしてしまうのは、気持ちに余裕がないときです。
人は時間とお金に余裕があれば、気持ちにも余裕が生まれます。それじゃあ、お金持ちは皆、気持ちに余裕があり、焦ったり、イライラしていないのかというと、そうでもありません。お金を持っているはずなのに気持ちに余裕がないように見える人は、時間に余裕がなかったりして、幸福を感じていないからです。つまり、お金持ちだからって幸せになれるとは限らない、というお話です。
それはそれとして、例えばトラック運転手でも、荷の積み下ろしなどの作業をなるべく効率的に行うことで時間に余裕を持たせる工夫をして、気持ちにも余裕を持って運転している人は交通事故のリスクも減らせているはずです。

余裕の笑み

4. いつも冷静な人

運転中、前方に急に障害物が現れると、ビックリして急ブレーキをかけたり、急なハンドル操作をしてしまい、障害物を避けることはできたものの、ガードレールに激突したり、後続の車に追突されたりして、結局被害を出してしまうことがあります。
冷静な人であれば、安全に減速しつつハンドルを操作して障害物を回避できるかもしれません。
もちろん、冷静な人あおり運転危険運転なんかは間違ってもしないでしょう。

クール

5. しっかり休憩する人

疲労がたまると、思考能力がうまく働かず、ハンドル操作などが遅れてしまう危険があります。それで事故を起こしてしまうかもしれません。
また、睡眠が十分ではないと運転中に睡魔に襲われ、運転を誤ってしまうこともあります。
疲労がたまったり、睡魔に襲われたりしないよう、十分な休憩を取る人は、交通事故のリスクも減ります。
ただ、しっかり休憩できるかどうかは、運転手の裁量だけでどうにもできないこともあります。
例えば、トラック運転手は勤めている会社の労働環境、取り引き先のスケジュールに合わせて動かなくてはいけないので、休憩したくてもできない場合があります。
交通事故を減らすためにも、トラック運転手を雇っている会社も取り引き先の会社も、トラック運転手の安全を十二分にも配慮する必要があります。

仮眠

6. 自分を客観的に見れる人

気持ちに余裕がなかったり、感情的な人は、気持ちに余裕があり、いつも冷静な人に比べて交通事故のリスクが高いと言えます。
それでは、そんな人は車を運転すべきではないのかというと、そうでもないのです。
車を運転することに対する自分のマイナスな要因を自分自身で理解し、受け止めれば、的確に対処して交通事故のリスクも減らすことはできるはずです。

自分を見つめ直す

7. 謙虚な人

自分を客観的に見て、自分のマイナス面を抑えるには、謙虚でいることです。
逆に傲慢だと「オレ様は運転がうまい」「オレ様が間違っているわけがない」「オレ様が事故を起こすわけがない」などと思い上がってしまい、あおり運転危険運転をしてしまいかねません。
誰もナニ様でもない謙虚に考え、例え、自分から見て変な運転をしているように見える車があったとしても「オレ様が凝らしめてやろう」なんて思わず「くわばら、くわばら。近づかないでおこう」と思って、やり過ごすことです。

実るほど頭を垂れる稲穂かな

8. 危機意識のある人

交通事故のリスクは、道路で車を運転しているすべての人にあります。
だから、車を運転する誰もが交通ルール交通マナーを守り、安全運転に努めなければいけません。
「オレ様が交通事故なんて起こすわけがない」という傲慢も困りますが、「これまで一度も事故を起こさなかったから、今日も大丈夫」という「慣れ」も禁物です。
「昨日までは昨日のこと。今日からまた新しい1日」と気持ちを切り替え、毎日毎日、常に交通事故のリスクを減らすよう安全運転を心掛ける人は、着実に交通事故のリスクも減るでしょう。

備えることが大切

9. 責任感が強い人

交通事故はすべての運転手に起こり得ることです。
また、自動車は軽自動車だろうが、大型トラックだろうが、人や物にぶつかれば、必ず被害が出ます。軽自動車と大型トラックでは被害の大きさは違うかもしれませんが、軽自動車だからと言って被害がゼロというわけではありません
どこかの自動車メーカーが、ぶつかっても車にも相手にも全く被害が出ない車でも開発してくれればいいんですが、実現は難しそうです。
車とは、それほど危険なものなのです。
しかし、「車はそれだけ危険な乗り物」ということをしっかり意識してハンドルを握っているなら、運転も自然とていねいでおだやかになるはずです。「車は危険」という意識を持てるだけ責任感が強い人なら、交通事故のリスクも減るでしょう。

「責任は俺が取る」

10. 想像力のある人

あおり運転危険なだけで誰の得にもならない行為です。テレビのワイドショーなんかでも盛んに話題になって、あおり運転がいかに危険で、とんでもない行為かを訴えた時期がありました。それでもあおり運転が完全になくなったわけではありません。皆さん、たまにはテレビも見ましょう。
想像力がある人なら、そんなテレビ番組を見なくても、自分の行動がどんな結果をもらすかは分かるはずです。車を運転していて他の車の運転が気になっても、今ここでその車を懲らしめるようなことをしても、あおり運転で通報されるか、交通事故を起こすだけだと想像できる人なら、あおり運転なんてしないはずです。
普段、ハンドルを握るとき、安全運転を心掛けないと交通事故を起こすリスクがぐんと高くなると想像できる人なら、当り前のように安全運転できるはずです。

想像してみよう

最後に

世の中のすべての運転手がもっと安全運転を心掛ければ、交通事故は今よりさらに減ります。それでもゼロにはならないかもしれません。しかし、安全運転は、しっかり心掛けるだけの価値があることです。
安全運転を心掛け、ハンドルを握るすべての人が「交通事故を起こしにくい人」になることを目指しましょう。

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