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トラック運転手の気ままな空想 その4

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運転は疲れもたまる


トラック運転手の仕事は体力仕事と言われています。とは言え、「車の運転」自体では、それほどカロリーを消費しません。ハンドル操作だけでは、それほどの筋力も使いません。
それでも仕事を終えると、かなりの疲労感が残ります。長時間、安全運転に集中し、運転席でほぼ同じ姿勢を続けることが疲労につながるようです。ストレスもたまります。
この疲労から心身ともに回復するには、ほどよい休憩を取ることが何よりです。それに加えてオススメなのが「空想」です。
空想は、脳を休ませることになって疲労回復、ストレス解消につながります。また、頭の中で非現実を考えることは、未来のビジョンを描くことにも似ています。空想によってリラックスした頭で未来のビジョンを描いてみたら、案外、素晴らしいアイデアをひらめくかもしれません。
そして楽しみながら未来のビジョンを描くことは、その未来を実現させるための原動力になります。
「トラック運転手の気ままな空想 その3」から随分経っていて、今さらアレですが、その4です。


1. 明るい未来

世の中には、何事もポジティブに考えることができる人がいます。その一方、何事もネガティブに考える人もいます。
それはそれで良いのですが、どちらにしても「明るい未来」を考えることを大いに楽しむべきです。
「ネガティブな人は明るい未来も考えられないんじゃ」と疑問に思うかもしれません。しかし、目の前のことや、自分自身のことをネガティブにとらえることと、遠い先の未来を考えることは別ですし、第一、これは「空想」ごとだからと、ネガティブな人も自分に「ウソ」をつけば大丈夫です。そもそも「空想」「ウソ」なのですから。
トラック運転手の給与は歩合制になっていて「やればやっただけ稼げる仕事」と言われています。ですから、例えば、遠い先の未来には、稼ぎに稼ぎまくって大金持ちになり、たくさん税金を払っている自分も空想できるわけです。
他にも、たくさん稼いだお金の使い道を空想したりしてみましょう。

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ポジティブな笑顔

2. 最悪の事態

トラック運転手をはじめとした職業ドライバーは、常に交通事故のリスクにさらされています。そのため、安全運転を強く意識することが求められています。
交通事故で最悪なのは、運転者を含め、最悪な場合死につながるところです。ですから、交通事故のリスクを背負いながら仕事をする職業ドライバーは、この「最悪の事態」を常に念頭に置かなければいけません。
「最悪の事態を思い描くことが疲労快復、ストレス解消になるの?」と疑問に思うかもしれません。でも、大事なこととして忘れてはいけないので、あえて想像してみるのです。
そして「最悪の事態を思い描く」より、さらに大事なのは「最善を尽くす」ことです。つまり、「最善を尽くす」には「最悪の事態を思い描く」必要があるから、あえて「最悪の事態を思い描く」わけです。
毎日「最善を尽くして」仕事を続ければ、きっと疲労快復、ストレス解消もできます。

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最悪の事態

3. 創作料理を創作

空想において料理を考えることは重要です。特に「食いしん坊」であれば、なおさらです。
「今日はランチに何を食べよう」「今夜は何を食べよう」「明日は何を食べよう」と、食事のことを考えるだけで馬力が出る人は、立派な「食いしん坊」です。
さらに食事のことを考えたくなったら、頭の中で料理してみましょう。料理の仕方が分からない人は、休みの日に自分で料理したり、レシピサイトを読みまくりましょう。
料理に関する基本知識が頭に入ったら、自分なりの創作料理を考えてみましょう。空想の時間でこそ、何か良いアイデアが浮かぶかもしれません。おいしそうなアイデアであれば、やはり仕事への馬力がアップするでしょう。
そして、休みの日には実際に作ってみましょう。友人知人に食べてもらって評判が良ければ、「俺は一流の料理人だ」と言って調子に乗っても良いのではないでしょうか。

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料理

4. 一攫千金

トラック運転手は給与が歩合制になっていることが多く、「やればやるだけ稼げる仕事」と言われたりもします。とは言え、昨今は「長時間勤務で過酷な仕事に見合うほどの高収入じゃない」なんて声も聞こえるようになってきました。
しかし、トラック運転手に限らず誰にとっても「一攫千金は夢じゃない」と言う真理もあります。宝くじでも競馬でも株でも、世の中にはいろいろ一攫千金の機会はあります。
もちろん、「ハイリスクハイリターン」という言葉があるように、大きなリターンを狙うには大きなリスクも覚悟しなければいけません。つまり、宝くじでも競馬でも株でも、大きく損して終わる可能性があるということです。
そんなわけで、実際に宝くじでや競馬や株で大きな儲けを狙う人は、どうしてもギャンブラー気質のある人になってしまいます。
しかし、空想するだけなら、儲けもありませんが、損もありません。とにかく、一攫千金で手に入れた「あぶく銭」を空想して楽しみましょう。知らず知らずのうちにニヤニヤしているかもしれません。

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大儲け

5. 映画の主人公になる

思い切り非現実的な空想をすると、疲労回復、ストレス回復になります。例えば、自分が映画の主人公になったところを空想してみましょう。
パニック映画の主人公なら、自然災害やら狂暴な野獣による騒動を見事に丸く収めます。アクション映画なら、悪党を容赦なく叩きのめすこともできます。SF映画では、遠い未来か遠い宇宙で大冒険を繰り広げます。
恋愛映画で理想の恋人と甘いひとときを過ごすのも良いでしょう。
ただ、空想に浸り過ぎて現実が見えなくなると困ります。

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SF映画の主人公

6. 働きバチになる

人があまり見ることはできない世界を空想してみるのも楽しいかもしれません。
例えば、働きバチの世界です。クマやゴリラなんかは、ちゃんと大きな生き物なので、観察も容易で、そうした動物を追ったドキュメンタリーもいろいろあります。逆にウィルスなど細菌、細胞は小さ過ぎて空想もしにくいでしょう。
ハチはその点、「ちょうどいい」小ささかもしれません。それに、ミツを「運ぶ」働きバチは荷を「運ぶ」トラック運転手に通ずるものがあるでしょう。
また、毎日コツコツ働く自分の姿と重ね合わせることもできます。さらに昆虫観察が趣味だと、より楽しい空想になります。

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ミツを運ぶミツバチ

7. 初心に返る

喉元過ぎれば熱さも忘れると言うように、昔の記憶は薄れがちです。
トラック運転手になりたてのころは、今よりもっと安全運転に真剣だったかもしれません。1つ1つの作業に対しても一所懸命だったかもしれません。
経験を重ねると、効率的な作業を覚えます。それは大事なことです。しかし、気持ちだけでも初心者だったころのことを思い出せば、また謙虚に、つまりより真剣に仕事に取り組めるのではないでしょうか。
後輩の気持ちを想像することもでき、職場の人間関係もより円滑になるかもしれません。

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8. 政治家になったつもりになる

空想は、より非現実的だと楽しいものとなります。
空想世界の中で政治家になって「世の中を良くするにはどうしたら良いか」を考えてみましょう。決して「上級国民」とは言われないトラック運転手は、いわば庶民の代表として、本当に庶民のためになる政治を行えるかもしれません。
また、自ら「世の中を良くする政治家」を考えることで、選挙のときにもより良い政治家を選べるようになるでしょう。
政治家は国や地方に貢献する仕事ですし、トラック運転手も社会に貢献する仕事なので、両者には大きな共通点があると言えるわけですし。

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ありがちな政治家のイメージ

9. 答えのない問題の答えを考える

トラック運転手の中でも長距離トラックの運転手は勤務時間も長くなっています。
ハンドルを握りながら空想するにしても、休憩時間に空想するにしても、長時間かかる「空想のネタ」が必要かもしれません。
そんなときは「答えのない問題の答えを考える」ことをオススメします。例えば「ケネディ大統領暗殺の真相」とか。実行犯だったオズワルドの単独犯行説から、マフィアがらみだったとか、政府が背後にいたとか、果てはUFOがらみで政府による口封じだったとか、陰謀説まで出ています。
何しろ答えが出ていないのですから、空想も尽きないでしょう。
空想で自分なりの説が出てきたら、小説化してベストセラー作家になれるはず、というところまで空想の羽を広げましょう。
もちろん、アレコレ考えるにはそのベースとなる事実の把握が必要です。ケネディ暗殺に関する書籍はいろいろ出ていますし、ネットで検索してもいろいろ出てきます。休憩時間の暇つぶしにうってつけかもしれません。

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暗殺犯は…?

10. 地底探検

トラック運転手らしく、ハンドルを握っているという状況を生かした空想もしてみましょう。
例えば、ドリルで掘削しながら地中を走行する地底戦車を操縦する地底探検なんかも良いのではないでしょうか。宇宙探検などに飽きたという人にオススメです。
地中ですから、周囲が暗い夜とか、トンネルが多い峠道を走るとき向きでもあります。
ちなみに、世界にはジュール・ヴェルヌの「地底旅行」とか、エドガー・ライス・バローズの「地底世界ペルシダー」といった地底探検冒険小説があります。特に「地底世界ペルシダー」は地底戦車で地中を行くので、大いに参考になるでしょう。
ただ、ハンドルを握っているときはくれぐれも安全運転をおろそかにしてはいけません。

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トンネル

終わりに

念を押しますが、安全運転の邪魔にならないよう、空想に集中し過ぎないように注意してください。

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注意!