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トラック運転手の気ままな空想 その3

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空想の翼を広げ

空想は健康に良いらしいです。
トラック運転手は長時間、運転席に座っているので、肉体的、精神的に疲労がたまりやすくなっています。そのストレス解消、疲労蓄積の回避のため、気持ちのリフレッシュが必要です。
そして気持ちのリフレッシュを手軽にできる手段が空想なのです。何が手軽って、何しろスマホも何も、道具などを一切使わないのですから。
ただ、空想が妄想の域まで達してしまうと現実の認識があやふやになり、安全運転ができなくなって危険です。運転を続けていて気分転換程度に空想してみるのは良いのですが、安全運転がおろそかになってはいけません。あくまでも道路状況や運転に気持ちを集中させつつ、少しだけ空想する、くらいにしましょう。
そのためにも、ハンドルを握ったまま、運転しているという状況を生かした空想をしてみるのが良いかもしれません。
または、休憩時、トラックを停めて目をつぶり、リラックスしながら空想してみましょう。この本格的な空想は、脳を休ませることになって疲労回復、ストレス解消につながります。

1. 未来のトラックを夢見る

最近のトラックはかなり進化しています。
自動ブレーキやら各種センサーが搭載され、交通事故の軽減を促進しているだけではなく、座り心地抜群の高級シートまで登場しています。
現在、運転しているトラックが中古の古びたトラックだたとしても、空想の世界では「座り心地抜群」「安全機能もバッチリ」と思い込んでみると、気分も良いかもしれません。落語家の桂枝雀師匠「おかしなことがなくても積極的に笑おうという気持ちが大切で、何もなくても笑っていれば、そのうち自然とおかしく思えてくる」と言っています。
もちろん、安全装置が実際には搭載されていない場合は、「ある」と信じて安全装置に頼ってしまっては危険です。逆に安全装置が完備されていても「安全装置は搭載されていない」と思うくらいの慎重な安全運転が必要です。
ちなみに今や、完全自動運転や空飛ぶトラックの開発も進められています。休憩時には、そうした未来のトラックを空想してニヤニヤしましょう。

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自動運転自動車

2. ゲームの主人公になる

ゲームの中にはカーレースのゲームもあります。また、ゾンビなんかを撃ちまくるシューティングゲームもあります。
運転席でハンドルを握っていると、目の前の景色は後ろに流れ続けます。この感覚を生かして、レースゲームやシューティングゲームの主人公になったつもりになりましょう。前方の車や対向車、歩行者を空想の中で撃っても良いでしょう。バイクや自転車は日ごろから近くに来るとビクビクしなきゃいけない相手なので、勝手に点数をつけて高得点に設定すれば、ストレスも減るかもしれません。
もちろん、レースゲームという空想にハマってスピードを出し過ぎたり、シューティングゲームの点数の計算なんかはしてはいけません。計算に気を取られると危険ですから。

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ゲームの中に入り込む

3. RPGの登場人物になる

これも要するにゲームの主人公ですが、特にRPGに絞り込んでの空想です。
RPGは旅に出るような設定が主流なので、トラックで移動しているトラック運転手にとっては空想しやすい対象なのではないでしょうか。
荷を積んで、下ろしてという作業もアイテムを見つけてゲットしたり、使って無くなったりというゲーム上の状況に当てはめることができます。
RPGは旅の仲間を増やすこともできますから、これは空想で勝手に設定しましょう。1人孤独な仕事がにぎやかになるでしょう。

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RPGの登場人物?

4. タクシー運転手になる

どうせハンドルを握っているのですから、トラック運転手以外の職業ドライバーになったつもりになりましょう。
例えばタクシー運転手です。タクシーですから、運んでいるのは商品や製品や部品などではなく、です。人を乗せているつもりになって、その人が快適に過ごせるような、ていねいで慎重な運転をするのです。気分転換もできて安全運転を厳守できるので、これぞ一石二鳥。
大型トラックの運転手なら、バスの運転手になったつもりになると、より現実味を帯びた空想になります。現実的過ぎて、空想している感じが薄くなるかもしれませんが、「毎度ご乗車ありがとうございます」なんて車内アナウンスをしてみると、いかにも空想っぽくなります。

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バス運転手

5. YouTuberになったつもりになる

トラック運転手の副業としてオススメなのが、仕事の合間にブログなんかを書いたり、YouTubeに動画をアップしてアフィリエイトで稼ぐことです。
ですが、ブログを書くのも面倒だし、動画を撮ってアップするのも面倒だという人もいるでしょう。
しかし、空想でやるならカンタンです。一文にもなりませんが。
トラックを運転して道路を走っているという状況を生かし、旅に出て各地の様子をリポートしている風なYouTuberになってみましょう。やってみて「YouTuberも意外と楽しいな」と気づけば、実際にYouTuberになるのも良いのではないでしょうか。内容にもよりますが、もしかしたら収入にも結び付くかもしれません。

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自撮りで動画を撮影

6. 大型ロボットを操縦する

大型トラックは車体が大きい分、死角が多く、角を曲がるときも周囲を巻き込んでしまう危険が高いので、普通自動車より運転が難しいと言われています。
しかし、それだけにその大きな機械を自在に操る醍醐味も大きいと言っていいでしょう。
せっかく「大きな機械」を自在に操っているのですから、いっそ巨大ロボットを操縦していると空想しましょう。
巨大ロボットを操って、怪獣が暴れる現場に駆け付ける空想も楽しいですし、敵国のロボット軍団が集まる戦場にはせ参じるのも気分が上がるかもしれません。

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ロボット

7. 観光スポットに行った気になる

長距離トラックの運転手は仕事で観光地に行くこともあります。
しかし、長距離トラックの運転手でなければ、トラックで行く先は日常的に勝手知ったる地域ですし、長距離トラックの運転手であっても行き先が必ずしも観光地とは限りません。
それなら空想で、仕事で行った先を勝手に観光スポットだと思い込みましょう。昔は観光スポットでも何でもなかった工業地帯が、船から眺める夜景スポットとして注目される世の中です。どんな場所でも気持ち次第で「見るべきスポット」になったりするものです。

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工業地帯

8. 心霊スポットに行った気になる

某タクシー会社が夏になると「心霊タクシー」を走らせるように、ちょっとだけドキドキ、ヒヤヒヤしたいという需要から「心霊スポットに行ってみたい」気持ちは多くの人が持っているようです。
とは言え、実際に心霊スポットに行くのはやはり怖いものです。
それなら、空想で今走っている道路を勝手に「心霊スポット巡りの道中」だと思ってみましょう。それこそ、運転がより慎重になるかもしれません。くれぐれも、空想なのに怖くなって、早く通り過ぎようとしてスピードを出し過ぎないように。そんなにスピードを出すと、いつの間にあなたの足元に、ホラ…。

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出そうな道

9. 政治を批判する

運転とは関係なく、普段はあまり考えないことを考えてみるのも良いかもしれません。
自らの生活を振り返り、満たされないと思ったら、その満たされない思いの原因を探ってみましょう。結局、「政治が悪い」という結論に落ち着くでしょう。政治家は大企業の経営者のことは優先しますが、庶民がどうなろうが無関心ですから、庶民が困っていることのほとんどは政治家のせいだと言い切ってもイイと、言えなくもないような気がして仕方ない今日この頃です。
ただし、この空想を突き詰めるのは、トラックを停めて休憩するときにしましょう。怒りに我を忘れて運転すると危険です。

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政治には常に批判的に

10. 模範的運転手になりきる

普段とは違う者になりきるのが空想です。職業ドライバーの一翼を担うトラック運転手全員が目指すのは、やはりていねいでおだやかで、環境にも優しいエコドライブに取り組み、交通ルールと交通マナーをしっかり守る模範的なプロドライバーです。
そのプロ中のプロになりきってハンドルを握りましょう。「なりきる」という気持ちが肝心です。落語家の桂枝雀師匠「おかしなことがなくても積極的に笑おうという気持ちが大切で、何もなくても笑っていれば、そのうち自然とおかしく思えてくる」と言っていますから。

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模範的な運転を

最後に

くどいようですが、安全運転の邪魔にならないよう、空想に集中し過ぎないように注意を。集中するなら安全運転に集中しましょう!

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安全運転に集中して力こぶれ!