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人手不足が続く職業


人気の花形職業

少子高齢化に歯止めがかかりません。
そのため、いろいろな業界で人手不足が広まっています。これから就職しようという若者の数が減っているのですから、当然、就職しようという若者が行きわたらない業界も出てきます。
若者に人気のある職業には、若者が集まります。ただ、そういう職業でも就職希望者のすべてが仕事に就けるわけではありません。企業のほうでも「求める人材」の条件があります。
分かりやすく言うと、いくらプロ野球選手になりたくても、どんなに努力しても野球が下手ではプロ選手にはなれないわけです。
そんなわけで、希望する職業で働けない若者も出てきます。そういう若者は他の職業に方向を変えたり、その職業に向けて自分の適性を高める努力を続けたりします。
方向転換した若者が向かうのは「次に就きたい職業」です。そうして若者はある程度、いろいろな業界に分散していきます。
若者が多かった時代であれば、そうやって分散してあらゆる職業に人材が広まっていきました。しかし、少子高齢化時代でもともとの若者の数が少ないので、広まりきらず人手不足の職業が多く出てしまうわけです。

もちろん、人気がある職業が偉く、人気のない職業は地位が低いわけではありません。
ですから、最初から人気のない職業を自ら志す若者もいます。
また、少子高齢化で人手不足が広がっている現代社会でも、なかなか就職先が決まらず、悶々としている若者もいます。
これまた、優秀な人物だからとか、優秀じゃないからとかではなく、「タイミング」とか「合う」「合わない」といったことが原因だったりします。

今回は、人手不足が続いていると言われている職業を紹介します。新卒でも転職でも、これらの職業は「狙い目」というわけです。
給与は、同じ業種でも就職先、また仕事によってまちまちですが、人手不足が続いているだけにチャンスは転がっています。新しい自分を見つける、今がその「タイミング」かもしれません。

1. 建設・建築関係

昔から肉体労働の代表のように言われてきた業界です。実際、現場仕事は体力勝負です。
ただ、建物を作っていったり、逆に取り壊していく過程はとても面白いものです。また、最初は無資格でも飛び込むことができ、そこから専門的スキルを培い、各種資格を取っていくこともできます。キャリアアップの道も幅広く、将来性のある業界だと言えます。
携わる建設物、建築物は個人住宅のように私的なものから、公共施設のように公共性のあるものまであり、とにかく社会貢献度が高い仕事です。

モノづくりの面白さがある仕事

2. 医療関係

医師は、職業の中でもエリート感が強く、多くの若者が目指しているはずですが、医師になるハードルが高く、誰でもなれる職業ではありません。また、医師になったとしても、分野や勤務先によってはものすごい激務が待ち構えているようです。
医療関係での人手不足と言えば、看護師のようです。看護師になるには国家資格を得なければならず、それだけに決して給料も安くないはずですが、医療現場は365日、24時間休むわけにはいかず、それだけにどうしても激務になり、なり手が減っています。激務のあまり、給料がそれに見合っていないとも思ってしまいます。
しかし、病気やケガなどで不安、悩みを抱える患者さんとその家族を支えることにもなる仕事なので、そのやりがいはとてつもなく大きいと言ってもいいでしょう。

人命に関わる仕事

3. 介護業界

少子高齢化で、世の中でも特に求められている仕事の1つです。
高齢者が増えているので、元気で活発な高齢者も増えているわけですが、身体の自由が利かなくなってきた高齢者も同じように増えていて、そうした高齢者の補助、介助などを行うのも介護の仕事の大事な部分ですから。
介護職の中でも初心者向けの資格である介護職員初任者研修は1か月ほどの講習で取得でき、比較的取得が簡単です。初心者にも働き始めるハードルは低い業界ですが、仕事はかなりハードです。しかも、どういうわけか給与もそれほど高給ではありません。
ますます高齢者が増えている今、介護職の給料も政治家並みにすべきなのですが。
とにかく、まさに現代日本で最も必要性の高い職業であり、また、あらゆる人たちから尊敬されてしかるべき職業だと言えます。

介護職

4. 販売業

もともと学生のバイト先、主婦のパート先として人気のあった職場です。
あまり深い専門的知識やスキルを必要としない仕事だったのがその要因と思われます。そのため、バイト代、パート代も低かったのがこの仕事です。
しかし、その給与の低さからなり手が減っていったようです。学生バイトの代名詞とも言うことができたコンビニ店員の仕事も、今や外国人が主流になっています。
ただ、洋服が好きなので洋服店で、ケーキが好きなのでケーキ店で働きたいという人は、仕事がとても楽しいと思います。

接客サービスの仕事

5. 飲食業

これも販売業同様、学生のバイト先、主婦のパート先として人気がありました。
いわゆる単純な肉体労働とも言える仕事なので、給与は決して高くありません。販売業もそうですが、お客さんのために何かする、いわゆるサービス業の人気が下がっているかもしれません。自分自身が日ごろからサービス業を低く見ていて、自分がその「低い地位」に就きたくないと思ってしまうのでしょうかねえ。そんな地位の低い、高いなんて存在しないのに。
それで近年は敬遠されがちにもなってきたようですが、単純だからこそのやりやすさ、まかないが食べられることもあるなどの楽しさもあります。
また、料理人、シェフ、パティシェなどは人気職業ですが、修業が大変で、その仕事に就くまで遠い道のりだったりします。

飲食を提供する仕事

6. 運送業

トラック運転手の人手不足が深刻化しています。
通販の発展とともに輸送する荷が大量になり、しかも業界内での競争が激化したことで、トラック運転手の人件費がそのまま上がらずに仕事が増え、過酷な労働環境になった結果と考えられます。
そのため、行政も率先して労働環境の改善に取り組んでいます。
また、トラック運転手の仕事は「車の運転」が仕事の大半を占めるので、「車の運転」を好きな人にとっては、好きなことをやっていてお金が入ってくる、とても楽しい仕事だと言えます。

物流を支える仕事

7. IT業界

現代社会を象徴するようなIT業界ですが、意外と人手不足になっているようです。
具体的に人手不足になっているのはシステムエンジニアプログラマーです。専門性が高く、「向き」「不向き」があり、向いている人材と職場のマッチングがうまくできていないからかもしれません。
しかし、まだまだ成長著しい業界で、将来の伸びしろもたっぷりあります。この業界に飛び込んで知識と経験を培うには、今が絶好のチャンスとも言えます。

情報化社会を支える仕事

8. 保安関係

具体的には警備員です。
地味で目立たず、しかし立ちっぱなしだったり、歩き回ったりする体力仕事で、勤務先によっては夜勤もあり、また犯罪者と遭遇するリスクもある、いわば過酷な職場です。しかも、それほど高給でもありません。
俊敏な行動が要求される現場では若者も多く仕事していますが、施設の夜勤などでは高齢者も仕事に就いています。

安全を守る仕事

9. 外勤事務

外勤事務とは、外に出て仕事をする事務職のことです。具体的には、NHK受信料や電気、ガス、水道、新聞などの集金、調査票の記入依頼と回収、電気、ガス、水道などの検針といった仕事です。
基本的に歩き回って家庭を訪ねていくので体力仕事な上、集金先でごねられたり、トラブルに見舞われることもあって、しんどい面もあります。
ただ、仕事は基本的に1人で行い、自分のペースでできるので、その分、気は楽です。

ガスメーターなどを調べる、1人で行う仕事

10. 保育業界

夫婦共稼ぎが一般化し、両親が仕事に行っている間、子どもをどこに預けるかが大きな課題となっています。それだけ、世の中のニーズが高いのが、保育所で子どもたちを相手にする保育士です。
それだけニーズが高いのに、人材が定着しないのは、子どもを預かるという大変な責務なのにも関わらず、給与が見合ったものではない、という部分も大きいのです。
これはもちろん政治家の責任です。今こそ、政治家の給与を削ってでも保育士の給与をエベレストより高くすべきです。そうしなければ国は滅ぶでしょう。
つまり、保育士がいなければ保育園に安心して子どもを預けることができず、そのため、安心して子どもを産むのも躊躇し、少子化がますます進み、子孫ができなきゃその種が滅ぶのは至極当然な自然の摂理なので、滅ぶしかないわけです。
政治家の皆さん、頼みますよ。

国の将来を左右する仕事

他にも

機械製造、放送なんかも人手不足が言われているようです。

人手不足です