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トラックドライバーの社会貢献

チョモランマ

トラックドライバーは荷を運ぶことで人々の生活や企業の経済活動などを支える、社会貢献度がチョモランマ級に高い仕事だと言われています。
「利益を社会に還元すること」は、トラックドライバーに限らず、あらゆる職業、あらゆる会社に課せられている義務でもあります。
そんな中、トラックドライバーの社会貢献は、生活や経済活動に必要な荷を運ぶことだけではありません。


1. 災害時の緊急物資輸送

全国のトラック協会は、国や自治体と取り決めを交わし、地震や台風などの大きな自然災害時に緊急・救援輸送を優先かつ迅速に行っています。

災害時に活躍

2. 安全運転の徹底

あらゆるドライバーが徹底的に取り組まなければいけないのが交通事故の撲滅ですが、ハンドルを握っている時間が長い職業ドライバーにとってはまさしく最優先事項です。
さらに、車体が大きく、事故被害が大きくなりがちなのがトラックによる事故なので、中でもトラックドライバーは安全運転の徹底を肝に銘じなければいけません。
安全運転を徹底し、道路事情を交通事故の撲滅に近づけることができれば、トラックドライバーの社会貢献度の高さは成層圏をも超えるでしょう。
実際、トラック協会では安全運転キャンペーンや、子ども向けの交通安全教室も開催して地域に貢献しています。

交通事故を撲滅したい

3. 職場環境の整備

物流・運送業界は歴史が古く、昔ながらの慣習が残っている会社が多いです。そんな業界なので、行政の旗振りによって労働環境の改善が進められています。
トラックドライバーも男性が圧倒的に多かったので、女性が働きやすくするとともに、少子高齢化で高齢化が進んでいる業界に若い人材を増やすためにも、職場環境の整備が大きな課題になっています。
職場環境の整備は社会全体の課題でもありますから、物流・運送業界でこれが進めば、大きな社会貢献になるでしょう。
実際、職場環境の整備を進め、女性トラックドライバーを増やしている会社もあります。

進む高齢化

4. 二酸化炭素排出の削減

現在、世界的に大きな課題となっているのが、地球温暖化の阻止です。
人間生活や企業活動は、地球温暖化を進めてしまう温室効果ガスの排出を伴います。中でもガソリンエンジンで動く自動車は、温室効果ガスである二酸化炭素を大量に排出します。車を長時間動かすトラックドライバーをはじめとした職業ドライバーは、二酸化炭素の排出を少しでも減らすような運転を心掛けなければいけません。
それがエコ・ドライブです。トラック協会でもエコ・ドライブの普及を進め、トラックドライバーによる環境負荷の低減という社会貢献を続けています。
また、ガソリンエンジンではない、水素を燃料とした燃料電池自動車の開発が進められています。この水素エンジンで走るトラックが一般に普及すれば、環境負荷の低減はますます進むでしょう。

温室効果ガス排出を減らそう

5. 事務処理のデジタル化

物流・運送業界は歴史が古く、また、零細・中小企業が多いこともあって、いまだに伝票などに紙を使う、アナログなやり方が主流だったりします。
もちろん、業界としてはデジタル化によるペーパーレスを進め、環境負荷の低減を図っていこうとしています。実際、零細・中小企業であっても、デジタル化を実現している会社もあります。

ペーパーレスを目指そう

6. 多様な人材の採用

少子高齢化によって多くの業界で人手不足が続いていますが、物流・運送業界でもドライバーの高齢化が進んでいます。
そしてトラックドライバー不足の解決策として注目されているのが女性です。女性でも誰でも働きやすい職場環境の整備が進められています。
これも行政の旗振りで、女性トラックドライバーを増やす取り組みが数年前から始まっていますが、それほど大きく前進はしていないようです。とは言え、女性の積極採用を行っている会社があるのも事実で、そうした動きが古い業界の慣習に風穴を開けてくれることが期待されています。
ゆくゆくは外国人や身体障害者の採用にもつながれば、多様性を実現する社会に貢献することになるでしょう。

女性ドライバー

7. 育児・介護休暇制度の普及

労働環境を改善し、男性も女性も誰でも働きやすい職場とするのに必要なのが、育児・介護休暇制度の整備と普及です。少子化高齢化で高齢者が増え、また、女性が会社などで大活躍する現代では、とても重要です。
男性の育休取得ももっと普及したほうが、断然良い社会になります。
物流・運送会社のそうした取り組みが多様性を実現する社会に貢献するよう期待しましょう。

育児は大事

8. 次世代の育成

少子高齢化に歯止めがかからない現代社会では、多くの業界で人手不足が続いています。トラックドライバーも高齢化が進み、若いなり手が激減しています。
このまま行くと、物流が停滞し、人々の生活や会社の活動にも支障が出てしまいます。
業界として、トラックドライバーの若いなり手を増やし、育成していくことが社会全体から求められています。
そのためにトラック協会では、子どもたちや学生らにトラックドライバーの仕事を理解してもらったり、物流に興味を持ってもらうためのイベントや講習を開催しています。
個々の会社でも、入社後に中型運転免許などを取得できるサポートを行うところが増えています。

免許

9. SDGsの推進

SDGsとは持続可能な開発目標のことであり、社会におけるさまざまな問題を解決していこうという取り組みとして提唱されています。多くの企業で、取り組むべき活動として具体的な項目を挙げてもいます。
ここでトラックドライバーの社会貢献として挙げた項目は、いずれもそれらを推進することでSDGsを目指す形になっています。

持続可能な楽しき生活