今日も日本中のいたるところでトラックが走っています。特に大型トラックは威圧感もあり、「あおってきたら怖い」とか「運転が大変そう」とか、いろいろ妄想してしまいます。
ただ実際は、トラック運送によって生活や経済に欠かせない荷が運ばれていて、まさにトラックが止まれば社会が止まる状況になっています。それだけトラックは社会貢献に役立つ乗り物なのです。
しかし、トラックの魅力は利便性だけではありません。
1. たくさんの荷を積める
大型トラックの魅力は利便性だけではありませんが、利便性が魅力の1つであることに変わりはありません。
大型トラックは荷台のスペースも広く、一度にたくさんの荷を運ぶことができてとても便利です。これが「一度に少しの荷しか運べない」となると、たくさんの荷を運送するには多くのトラック、大勢のトラックドライバーが必要になり、トラックドライバーの人手不足が続いている中、物流に支障をきたすことになり、また何台ものトラックが走るとなると、燃料費も膨れ上がります。
それが荷をたくさん積める大型トラックなら、人件費も燃料費も大いに節約できるわけです。
また、荷の積み方を工夫すると、思った以上に積めてしまったりして、思わず大型トラックに感謝したくなります。
2. 大きな荷を積める
大型トラックの利便性でもう1つ忘れてならないのが、荷台が広いだけに大きな荷を積んで運ぶことができるということです。こればっかりは、小型や中型のトラックを何台そろえても無理です。大型トラックではないとできないことです。
大は小を兼ねることはできますが、小は大を兼ねることができないわけです。
3. 乗り心地が良い
大型トラックが「大きい」のは荷台だけではありません。車体そのものが大きく、タイヤも大きく、運転席も高い位置にあります。
運転席が高い位置にあるので、普通自動車に比べて見晴らしが良いです。車体が長い分、カーブを曲がるときも大きな曲線を描きます。そのため内輪差に気をつけなければいけませんが、ゆったり大きく動くイメージです。
運転席に座っていると、何だか気持ち良く感じるはずです。
4. 優越感を味わえる
運転席が高い位置にある大型トラックを運転していると、普通自動車などを見下ろすことになるので、何だか優越感に浸れます。もちろん、だからと言って傲慢になってはいけません。それでも気持ちは良いです。
また、大型トラックは車体が大きい分、死角も多く、普通自動車より運転が難しいと言われています。
難しいだけに、それを自在に操っているとやはり「オレって“デキるヤツ”じゃん」という優越感に浸ることができます。
だからって傲慢になって「オレ様の運転を邪魔するヤツは許さん」なんて思い上がってはいけませんが。
5. 大きな力がある
大型トラックには威圧感があります。それは大型トラックを外から見たときに感じるものです。
外から見て威圧感を感じたものを、いざ自分が操るとなると、自分がその威圧感を手に入れたような気がしてしまいます。そして大型トラックには「たくさん運べる」「大きなものを運べる」という「大きな力」があります。トラックドライバーもその「大きな力」を手に入れたと感じることができます。
しかし、大きな力には大きな責任をともなうことを忘れてはいけないと、誰かが言っていたような気がします。
6. 安定感がある
大型トラックは普通自動車より運転が難しいとは言われていますが、車体が大きいだけに安定感があり、慣れれば運転しやすいとも言われています。
運転席の位置が高くて見晴らしが良いだけに、運転席が広々していると感じることもできます。自分なりに工夫して、より居心地の良い、快適な居住空間にすることもできます。
7. 安全装備が進化
トラックに限らず、自動車の安全装備は日々進化しています。
歩行者や停止車両を検知して衝突回避をサポートしてくれたり、車間距離を自動制御したり、ドライバーの運転姿勢などを検知する機能まで装備しているトラックもあります。大型トラックでは衝突被害軽減ブレーキの装着が義務化されています。
ただ、大型トラックも寿命が長いので、義務化の前の大型トラックがまだまだ相当走っているようです。
8. とにかく大きい
人は大きなものに憧れを抱きがちです。
子どもが大好きな恐竜や怪獣もそうですし、城を見に行って大きな天守閣に登りたがるのも、何か大きなものにロマンを感じるからかもしれません。
大型トラックは大型機械の1つなので、少し高い位置にある運転席でハンドルを握ると、ふと「巨大ロボットを操縦している」ような妄想を抱けそうな気がします。