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もしも、新人トラックドライバーが入社したら

若手?

トラックドライバーはこのところ人手不足が続いています。
政治家の無策のせいで少子化が進んでいて、トラックドライバーも高齢化が進んでいます。若いなり手が激減しているようです。
そんな業界ですから、新人が入社したとしても、40代、50代だったりして、中高年なのに「若手」と言われたりします。


1. 歓迎する

トラックドライバーはこのところ人手不足が続いていますが、通販の普及などによって、会社によって違いはあるものの、仕事量が増えてトラックドライバー1人の負担は増したりしています。
そんなところに若かろうが中高年だろうが、新人が入ったらそりゃもう大騒ぎです。きっと大歓迎されるでしょう。

歓迎

2. 初任診断を受けさせる

運送会社に入社したトラックドライバーは、トラックドライバーとして適性を診断する初任診断を受けることになります。
性格、安全運転態度、危険感受性、処置判断、視覚機能などのテストが行われます。何十年もトラックドライバーを経験したベテランでも、3年以内に初任診断を受けていな場合は、改めて受けることになります。

テスト

3. 仕事を教える

トラックドライバーの仕事は何種類もあり、会社によってもそれぞれ違います。
そのため、経験者であろうと、新しく入社したら、とにかくその会社での担当の仕事を教えます。
特に若く、経験がない新入社員には、せっかく仕事を教えても2~3か月で辞められたりしたら、お金も時間ももったいないので、そりゃもう親切ていねいに仕事を教えましょう。

人材育成にも経費がかかる

4. 安全教育を徹底する

きちんとした会社であれば、新入社員に限らず、全社員に対して安全教育を徹底して行います。安全教育を徹底してこそ、ホワイトで健全な会社と言えます。
ですから、入社を検討している運送会社で安全教育を徹底していたら、その会社への入社を決めても良いかもしれません。あまり安全教育に力を入れてなさそうであれば、入社を避けたほうが良いでしょう。

事故は避けなければならない

5. マナー教育を徹底する

トラックドライバーにとって安全運転は何よりも大切です。口先だけで「安全教育を重視しています」などと言っている運送会社は信用できませんが、マジで徹底している会社は信用できます。
同じくトラックドライバーにとって大切なのが、環境に優しく人にも優しく周囲の車にも優しい交通マナーの遵守です。
新入社員に限らず、全社員に対してマナー教育を徹底している運送会社は信用できます。

マナーを守って行儀よく

6. 信頼してもらう

「社長と言えば親も同然、社員と言えば子も同然」という考え方は古いですが、会社と社員に信頼関係は必要です。社員に対してウソごまかしをするような会社はダメです。
これはトラックドライバーに限ったことではありません。
信頼してもらえないような会社は、社員もさっさと退職してしまうでしょう。トラックドライバーの人手不足が続いている中、やはり社員と会社の信頼関係は欠かせないと言えます。

信頼関係

7. 励ます

トラックドライバーは専門技能を必要とする仕事です。特に未経験で入社すると、仕事を覚え、技能を身に着けた後でも壁にぶち当たります。つまり、技能の向上がストップし、トラックドライバーとして仕事に焦りを感じ始めるわけです。
こんなときは、そのトラックドライバーを励まし、向上心を失わないようにサポートしなければいけません。さもないと、社員もさっさと退職してしまうでしょう。そうなると、トラックドライバーはいつまでも人手不足のままです。
それに、そこまで育てたお金も時間ももったいないです。

励ます

8. 見守る

壁にぶち当たったトラックドライバーを励ますことが大切ですが、細かく指示したり、または叱ったりし過ぎると、かえって逆効果になることもあります。
そのトラックドライバーは打たれ強いほうなのか、冷静な自己分析ができるタイプなのか、その人の特性を見極めて、ときには黙って見守ることも必要になってきます。
焦ったり、無理に自己流を押し付けては元も子もありません。

見守る

9. 導く

トラックドライバーは専門的な技能職なので、根気よく人材を育てることが肝心です。
新人がまだ若く、トラックドライバーとしての経験もないのであれば、より良いトラックドライバーに育てなければいけません。
より良いトラックドライバーとは、交通ルール交通マナーを守り、安全運転を最優先することができ、時間通りに荷を安全に届ける人です。
そんなトラックドライバーに育つよう、ときには厳しく、ときには温かく、導かなければいけないのです。
ベテランが背中を見せて「見習わせる」ことも必要ですが、言葉で分かりやすく「大切なこと」を伝える必要もあります。
今の若い人は、職場に少しでも「ストレス」を感じると耐えられないという人もいるようですが、職業ドライバーは人命にも関わることが起こり得る仕事なので、ときには厳しい教育も必要になります。そのへんが難しいところかもしれません。

ときには厳しく

10. 我が身を顧みる

もしも、若くて未経験の新入社員がトラックドライバーとして入ってきたら、ベテランの先輩社員も我が身を振り返り、自分が新人だったころの気持ちを思い出してみましょう。
トラックドライバーが事故を起こすのは新人のころより、ある程度経験を積んでからのころが多いようです。つまり、トラックドライバーが仕事に慣れ、トラックの運転にも慣れてくると、気持ちに油断が生じるわけです。
ベテランドライバーも時々、若いころの緊張感を思い出し、初心に戻って「事故を起こすまい」という気持ちを新たにしてハンドルを握らなければいけないのです。

ベテランドライバー