「仕事を楽しもう」と主張する人がいます。
もちろん、仕事に対する考え方は人それぞれで、中には「楽しくもないことをやるという我慢を強いられるからこそ、オフの時間が思い切り楽しくなる」と考えて仕事している人もいるでしょう。
どんな考えもアリですが、それを他人に押し付けてはいけないような気がします。
ただ、1日に2時間くらいしか仕事しないでも生活できている人はともかく、人生の多くの時間を仕事に費やしているのに、その多くの時間が「楽しくない」のは、少しもったいないような気もしてきます。
トラックドライバーの中には「トラックを好きだから」「車を好きで、車の運転も好きだから」といった理由もあってトラックドライバーになった人もいるでしょう。
「好きなこと」で生活できるので、もしかするとトラックドライバーの仕事を楽しんでいるかもしれません。
また、特に車を好きでもなく、運転も好きでもなく、ただ生活のためにたまたまトラックドライバーの仕事を選んだ人も多いのではないでしょうか。「仕事は生活のため」と割り切って仕事をしているのかもしれませんが、長く続けるのに「楽しくない」としたら、やはり少しもったいないような気もします。
1. 楽しさを探す
ある人にとっては「ずっと続けたい」と思える仕事でも、別の人にとっては「1日も早く辞めたい」と思えるものかもしれません。仕事と人には相性があります。
相性が合えば、その仕事を長く続けることができるでしょう。さらにその仕事に「やりがい」「醍醐味」があれば、仕事に対する熱量が上がり、ミスが少なくなり、効率的にできるようになったり、技量が上がるでしょう。
その上にさらに「楽しさ」があれば、ワクワクしながら仕事でき、人生がとても充実しているような気持ちになれます。
トラックドライバーの仕事の大半は「トラックを運転すること」です。要するに「車の運転」です。「車の運転」なんて、安全に注意しながらも、多くの人がまるで「歯を磨く」ように「実務的」に行っているだけかもしれません。
しかし、想像力や妄想力があれば、きっとそこにも「楽しさ」を見つけられる、かもしれません。
2. 会社を移る
仕事と人には相性があります。
同じように会社と人にも相性があります。「トラックドライバーの仕事は楽しくない」と思ってしまっているのは、もしかしたら会社との相性が悪い可能性もあります。
トラックドライバーの仕事はここのところ求人が多く、トラックドライバーを求めている会社はたくさんあります。また、トラックドライバーの仕事は大型トラックを運転するなら大型運転免許が必要であったりする専門技能職です。どこの会社でも経験者は優遇されます。
思い切って別の会社に移ってみたら「職場が楽しい」「トラックドライバーの仕事は楽しい」と思えるようになるかもしれません。
3. 辞める
会社との相性が良くないかもと感じて会社を移っても、やはり「職場が楽しくない」「トラックドライバーの仕事が楽しくない」という気持ちに変化がないこともあります。面接だけでは相性を見誤ることもあります。
一度であきらめず、また別の会社に移ってみるのも良いかもしれません。そこでダメでも、また別の会社を探すのも良いでしょう。トラックドライバーを求めている会社はたくさんあります。
いくら試してもやはり「楽しくない」と感じるなら、やはりトラックドライバーの仕事そのものとの相性が悪いのかもしれません。スパッと辞めてしまうのも1つの生き方です。
4. あきらめる
もともと多くの人は「仕事は楽しい」などとは思っていません。楽しくはないけど、辞めてしまうほど苦しくもないので、生活のために続けているという人が多いでしょう。
仕事に「楽しさ」を求めることをスパッとあきらめるのも1つの生き方です。
ですが、子どもが熱中している特撮ヒーローものを何気なく一緒に見ていて「あきらめるな!」というメッセージを受け取ってしまう、なんてこともあるかもしれませんよ。
5. 気にしない
繰り返しますが、もともと多くの人は「仕事は楽しい」などとは思っていません。楽しくはないけど、辞めてしまうほど苦しくもないので、生活のために続けているはずです。
そもそも「楽しいかどうか」なんてことは気にしていないかもしれません。
トラックドライバーの仕事を「楽しくない」と思っても、そんなことは気にせず、ただ毎月の給料を稼ぐことだけを考えて続けるのも1つの生き方です。と言いますか、恐らく多くの人がそうして毎日仕事を続けています。
それでも、何か「やりがい」を感じていることはあるのではないでしょうか。
6. 妄想する
トラックドライバーの仕事を楽しくないと思ったら、どこかに「楽しさ」を見つけると仕事が楽しくなり、ワクワクしながら仕事できるはずです。
しかし、探してもどこにも「楽しさ」を見つけられないこともあります。「楽しさ」を見つけることをあきらめ、「楽しいかどうか」を気にしないように仕事を続けるのも1つの生き方です。
1つの生き方ですが、「楽しくない」ことでどうしても気持ちが引っかかるなら、もう現実逃避するしかないかもしれません。すなわち妄想です。
トラックドライバーは基本的に1人で仕事をし、誰かと接して話したりすることが少ないです。ですから、妄想する時間はたっぷりあります。
もしかすると、妄想が仕事時間の楽しみになるかもしれません。ですが、妄想に熱中し過ぎて安全運転がおろそかになってはいけません。
7. 趣味に生きる
くどいようですが、もともと多くの人は「仕事は楽しい」などとは思っていません。楽しくはないけど、辞めてしまうほど苦しくもないので、生活のために続けているはずです。
「仕事は仕事。趣味は趣味」とスパッと割り切り、休みの日に趣味など「自分の楽しみ」に思い切り没頭するのも1つの生き方です。「趣味が楽しいから仕事を続けられる」という心境になれば、こっちのもの、かもしれません。
実際、趣味を思い切り楽しむにはお金も必要です。頑張って仕事をしてたくさん稼ぐことで、趣味を思い切り楽しめるわけです。趣味は仕事の大きなモチベーションになります。
8. 貯金に専念する
趣味があるから仕事に打ち込めるという人がいる一方、全く無趣味という人もいます。人それぞれです。
むしろ、昭和の時代には趣味が全くなく、その分、仕事だけに打ち込んでいたという人もいたようです。「仕事人間」なんて呼ばれていました。「企業戦士」なんて言葉もありました。それもその人の選んだ生き方なので、他人がとやかく言うことではありません。
仕事でたくさん稼いでも趣味がないので、ほとんど出費がなく、みるみるうちに貯金が増えていくでしょう。貯金額を眺めるのが楽しくなるかもしれません。もしかしから、貯金額を眺めてニヤニヤすることが趣味になる可能性もあります。それはそれで楽しいかもしれません。