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もしも、後生だからトラックドライバーになってくれと懇願されたら

「トラックドライバーになってくれ! 頼む」

人生、この先何があるか分かりません。
立候補もしていないのに国会議員になったり、買ってもいないのに宝くじに当たったりする、なんてことはないでしょうが、想定していなかったきっかけで人生が大きく変わるということは十分起こり得ます。
え、「自分はこれまでの人生を自分自身でしっかりコントロールしてきた」ですって? そう思い込まされている人って、案外多いようですよ。


1. なる

世の中には「頼まれたらイヤとは言えない」という粋な人がいます。いるはずです。いてほしいです。
そんな人は、理由や自分の状況はともかくとして「後生だからトラックドライバーになってくれ」と頼まれたら、後先を考えることなくトラックドライバーになってしまうでしょう。
トラックドライバーは給料が歩合制であることが多いので「やればやるだけ稼げる」仕事ですし、仕事は基本的に1人で行うので自由度が高く、人間関係のストレスも少ない「おいしい仕事」です。
もし、トラックドライバーに適性があるなら、きっと長く、楽しみながら仕事を続けられるはず。「トラックドライバーになってくれ」と頼んできた人に感謝しかないでしょう。

「頼まれたらイヤとは言えないんだよな」

2. 断固拒否る

「自分はこれまでの人生を自分自身でしっかりコントロールしてきた」と思い込み、他人からの頼みも容赦なく断ることができる人は、「トラックドライバーになってくれ」という頼みを特に理由もなく、すぐに断るでしょう。
いわゆる「取り付く島もない」というやつです。

「断る!」

3. 拒否の根拠を挙げてみる

懇願をすぐに承諾したり、拒否るのではなく、じっくり考えてみる人もいるでしょう。熟考するわけです。無下に断ると「冷たい人」なんて非難されてしまうかもしれないので、これは重要かもしれません。
基本的には、他者の事情で自分の人生を大きく変更することには抵抗がありますから、そこのところを深掘りしてみます。
自分の気持ちを顧みると、拒否したい気持ちが大きかったりします。やはり他者に自分の人生を変えられたくないわけです。
その理由を深掘りすると「トラックドライバーは長時間勤務で仕事がキツイ」「車の運転を長時間続けるほどには、運転が好きではない」「トラックドライバーの仕事は体力的にキツそうだけど、それほど体力に自信がない」「仕事がキツイ割りに給料が良くなさそう」などなど、いろいろ出てきます。
これだけ挙げて拒否れば、もう懇願してくることもないかもしれません。

考えてみよう

4. 懇願する理由を聞いてみる

懇願をすぐに承諾したり、拒否るのではなく、じっくり考えてみる人もいるでしょう。熟考するわけです。無下に断ると「冷たい人」なんて非難されてしまうかもしれないので、これは重要かもしれません。
基本的には、誰もむやみに他者の人生を大きく変更させようとはしないはずですから、懇願してくるのもそれ相応の理由があるに違いありません。
どうしてトラックドライバーになれと言ってくるのか、その理由を聞いてみましょう。理由を聞いてみて、改めて考えるのが、常識的な大人の対応です。
もしも「理由なんてない」と即答されたら、唖然とするしかありません。

「なぜなんだ?」

5. 期間限定でなってみる

懇願をすぐに承諾したり、拒否るのは大人げないと思うなら、「試しにトラックドライバーになってみる」というのはどうでしょう。
「お試し」なので、期間を設けます。3ヶ月とか半年では、いくら何でも採用してくれる会社に申し訳ないので、2~3年は試してみましょう。
トラックドライバーの仕事は長時間勤務が多く、過酷と感じることもあるかもしれませんが、仕事は基本的に1人で行うので自由度が高くて気が楽ですし、仕事の大半はトラックの運転なので「トラックを運転しているだけでこんなに稼げるのか」という驚きもあるかもしれず、もしかしたら自分がトラックドライバーの仕事に向いていることを発見できるかもしれません。

まずは期限を決めて

6. 見返りを求めてみる

どんなときでも「タダ働きはイヤだ」という人がいます。「報われない愛なんて信じない」という人です。つまり、人を愛するのも、自分が愛されるという前提の上で、人を愛するわけです。何をするにも必ず見返り、損得を考えます。
日本の古い価値観からは「卑しい」「さもしい」「はしたない」と敬遠されますが、そもそも人は知らず知らずのうちに損得勘定してしまいますし、自分のしたことの見返りを求めるのもごく自然なことです。
「トラックドライバーになってくれ」という願いを叶えたときの見返りが、トラックドライバーになったことと釣り合うほどのものであれば、願いを聞いてトラックドライバーになると良いでしょう。
どう考えてもトラックドライバーになったことによる損のほうが大きければ、その願いを断っても大きな問題にはならないはずです。
どう考えてもトラックドライバーになったことによる結果を越えて、ものすごい見返りを提供すると言われたら、何かがあるかもしれません。おいしい話には、そう簡単に乗らないほうが良さそうです。

損と得とを秤にかけて

7. いろいろ調べてみる

とりあえず、懇願してきた相手とやり取りする前に、まずはトラックドライバーとはどういう仕事なのか、調べてみるのも、大人の対応です。
「長時間勤務で過酷」「昔ほどには稼げない」「常に交通事故のリスクがある」など、いろいろなデメリットが判明するでしょう。
同時に「給料が歩合制になっていることが多く、やればやっただけ稼げる」「仕事は基本的に1人で行うので気楽だし、人間関係によるストレスも少ない」「仕事によってはいろいろな土地に行けて、仕事ながら旅行気分を満喫できる」など、メリットも分かってきます。

じっくり調べる

8. 良さそうな会社を当たってみる

「トラックドライバーになってくれ」と請われたことがきっかけで、いろいろ調べてみると、トラックドライバーとなることに関してはデメリットよりメリットのほうが多いと判明したら、こりゃもう、トラックドライバーになるしかありません。
ドライバー専門の求人サイトをチェックして、トラックドライバーとして働くのに良さそうな会社を探してみましょう。良さそうな会社があったら、HPを見たり、実際に訪ねて行ったり、その会社についてさらに調べてみましょう。ワクワクしますよ。

会社訪問

9. 相手によって判断を決める

そもそも、誰が「後生だからトラックドライバーになってくれ」なんて頼んできたりするのでしょう。
両親? 友人? 恋人? それとも学生時代の恩師なのか、今の勤務先の上司なのか、隣に住む若夫婦なのか、行きつけの定食屋のオヤジなのか、それともそこの常連客なのか。
例えば通りすがりの見知らぬ他人に突然そんなことを言われても戸惑うばかりです。ですが、10年付き合っていて、そろそろ結婚のことも考え始めている相手に言われたら、真剣に考えなければいけません。
今さらですが、頼んできた相手との関係性も、どうするかを考えるときの判断材料になりそうです。

「なぜだ?」

10. その言葉をそのままお返しする

「後生だからトラックドライバーになってくれ」と頼まれたら、そのままそっくりその言葉を返してみましょう。
どうなりますか、後は仕上げをごろうじろ、です。

「そっくりそのままお返しするぜ」

最後に

何にせよ、トラックドライバーになるかならないか、最終判断は自分でしなければいけません。

「決めるのは自分だ!」