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トラックドライバーは熱中症には油断大敵

「暑い」

トラックドライバーにとって健康は大事です。
トラックドライバーが体調を崩すと、それが原因となってハンドル操作などを誤り、事故を起こしかねないからです。そのため、トラックドライバーは朝の点呼のときなどに健康状態をチェックされます。
しかし、朝からずっとバリバリに元気だったのに、仕事中、すなわちトラックの運転中に急に体調を崩す危険もなくはないです。例えば、熱中症です。
トラックドライバーは勤務時間の大半を、エアコンのある運転席で過ごすので、熱中症の危険は低いのじゃないかと思われがちですが、トイレに行きたくなるのを我慢したくないために水分補給を控えたりして脱水症に陥る危険はなくはないのです。


1. 仲間に合わせて残業しない

一般的な職場では、同僚たちが残業している中、自分の仕事が終わったからと言って、1人だけ定時に退社するのは気が引けたりします。中には、わざとらしく「今日はヤボ用があって早く帰らなきゃいけない」などと、聞いてもいない用事を言ってから帰ったりする人もいるようです。
トラックドライバーは1人1人が別の仕事をしていますから、皆、自分の仕事が終わればとっとと帰ります。同僚がまだ配送から戻らないから待つ、なんて人は滅多にいません。
深夜からの勤務で、午後3時あたりで退社する人もいるでしょう。真夏ならまだまだ暑い時間帯です。エアコンの効いた運転席から降り、炎天下を家に帰る途中で熱中症になったりしないように気をつけましょう。

残業

2. 隣に上司がいない

トラックドライバーは基本的に1人で仕事をするので、運転席の横にも上にも後ろにも上司はいません。そのため、仕事を管理されているという実感が薄くて良い、なんて言うトラックドライバーもいます。
ただ、上司がいれば、トラックドライバーの体調の変化にも気付いてくれて、熱中症の危険を感じたりしたら、水分補給を促してくれるかもしれませんが、そういう上司が近くにいるわけではないので、すべて自分で判断しなければいけません。自分のことを「ちょっとやそっとじゃ大丈夫」などと過信したりしたら危険です。熱中症の危険に気付かず、意識がもうろうとしてくるかもしれません。

うるさい上司

3. 同僚もいない

トラックドライバーがトラックを運転する横にも上にも下にも、上司だけではなく同僚もいません。
同僚がいれば、運転の仕方や道順にいちいち口をはさんできてうるさくて仕方なく、イライラがつのってストレスがたまるかもしれませんが、お互いに体調の変化にも気付くことができ、熱中症を回避できるかもしれません。
または、同僚との雑談に熱中して喉が渇きがちになり、こまめに水分補給することにもなるのではないでしょうか。
そんな同僚がいないわけですから、1人で熱中症を警戒しなければいけません。

うっとうしい同僚

4. ビロウなことも平気

トラックドライバーは基本的に1人で仕事をするので、真っ昼間の勤務中、周囲に他の車がたくさん走っていても、放屁しようが鼻や耳をほじろうが、気にする必要はありません。トラックの運転席は普通自動車より高い位置にあるので、運転席まで覗くことはありませんし、わざわざ運転中に近くを走るトラックの運転席を覗く人もいません。ましてや音なんかは聞こえません。
また、例えば鼻をほじっているところを見られたとしても、全くの赤の他人に一瞬、恥ずかしいところを見られたからと言って、それがどうだと言うのでしょう。どうってことはありません。
いわゆる、そうしたビロウなことをしても平気なほど、周囲から気にされないのがトラックの運転席です。熱中症でヤバイ状態になっても、意識がもうろうとしてハンドル操作が怪しくなるまでは周囲も気付かないでしょう。
自分だけで熱中症を警戒するしかないのです。

ビロウな話で恐縮ですが

5. 孤立感は関係ない

自宅勤務が多い人は、周囲に上司や同僚がいないことで孤立感に陥る人もいるようです。同居する家族がいればまた違うかもしれませんが、独り暮らしの場合はことさらに孤立感が強まるようです。
そんな人がトラックドライバーになれば、確実に孤立感に陥るでしょう。
そして熱中症は、孤立感に陥ろうが陥らなかろうが、気温や湿度が高く、日差しが強い環境下で長く過ごして体温が上昇すると、引き起こされる可能性が爆上がりします。気をつけるしかありません。
一方トラックドライバーは、周囲に誰もいないことを「自由で気まま」と考える人が多いのかもしれません。仕事中、誰にも相談できない状況を「普通」と考えます。
結局、熱中症には自分できちんと注意しなければいけないのです。

リモートワーク

6. 孤独に慣れる

トラックドライバーは、周囲に誰もいないことを「自由で気まま」と考える人が多いのかもしれません。仕事中、誰にも相談できない状況を「普通」と考えます。
そのため、「いつもより暑いなあ」と感じたり「やけに喉が渇く」異変を感じても、誰にも相談できず、つい自分は健康だと過信してそのまま仕事を続けてしまう危険があります。

とにかく運転

7. 好きな音楽聞き放題

トラックドライバーは、勤務中にトラックの運転席で好きな音楽も聞きたい放題です。
ホットな音楽なんかを聞きまくり、気持ちが高揚して体温が上昇し、熱中症の危険を上げてしまわないとも限りません。
ボリュームにも注意しましょう。

音楽を聞くのは楽しい

8. 歌いたい放題

トラックドライバーは、勤務中にトラックの運転席で好きな歌も歌いたい放題です。
ホットな演歌なんかを歌いまくり、気持ちが高揚して体温が上昇し、熱中症の危険を上げてしまわないとも限りません。
ただ、歌うと喉が渇くので、こまめな水分補給につながるかもしれません。

歌うのも楽しい

9. 服装もある程度自由

トラックドライバーは服装に関しても、規定がゆるい会社があります。特に規模が小さい会社ほど、ゆるくなっています。
そんな会社では、夏なんかはアロハシャツでトラックを運転しても構わないわけです。アロハシャツなら暑くてもある程度は快適に過ごせるので、熱中症の危険も下がりそうです。
ですが、服装がある程度自由だからと言って、ファッションにこだわるあまり、機能性を無視した服装にすると、大変なことになるかもしれません。気をつけましょう。

運転に向かない格好

10. タバコは止めておきましょう

トラックドライバーにとって健康維持、体調管理はとても重要です。エアコンが効いた運転席で過ごすとしても、熱中症の危険がゼロになるわけではないので気をつける必要があります。
付け加えておきますと、熱中症には直接関係ありませんが、健康維持の観点から喫煙の習慣は止めておきましょう。

禁煙しましょう

最後に

熱中症を避けるには、こまめに水分を補給し、暑さをなるべく避け、しっかり睡眠を取ることが大切です。くどいようですが、エアコンの効いた運転席で過ごしていても熱中症になるときは熱中症になってしまいますし、熱中症にならないときは熱中症にならないものです。不思議だと思うかもしれませんが事実です。

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