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トラックドライバーには若いうちになっておけと言われる理由

若いうちの苦労

「若いうちの苦労は買ってでもせよ」なんて言葉があります。そんなことを言ったのは、絶対に若い人ではないはずです。
ある程度年齢を重ねた人が、若いときを振り返ってみて「そういやあんな苦労、こんな苦労、いろいろ経験したな。しかし、その苦労のおかげで今の俺がある」なんて、余裕のある立場で言ったに違いありません。今もまだ苦労を続けている人は「もう苦労したくない!」と、心底思っているでしょう。
何にせよ、誰もなるべく苦労はしたくありません。しかし、苦労はわざわざ買わなくても、誰にでも襲い掛かります。若いときは主に体力で、歳を取ると重ねた経験で得た知恵で乗り切ります。
トラックドライバーの仕事は一概に「過酷」と言われています。そしてトラックドライバーは体力仕事です。
やはりトラックドライバーには若いうちになっておいたほうが良いかもしれません。


1. 体力的に安心だから

多くの苦労も、若いうちなら体力があるから持ちこたえることができます。そしてトラックドライバーの仕事は体力仕事です。
同じ体力仕事なら、50代で始めるより20代で始めたほうが踏んばりも効きます。

若いので体力十分

2. 伸びしろがあるから

トラックドライバーは物流・運送業界の仕事です。物流・運送業界はこの先なくなることがないと言われています。人々の生活、企業の経済活動にとってなくてはならない仕事だからです。
そんな中、他の多くの業界同様、人手不足にもなっています。なくてはならない仕事なのに人手不足が起こっているので、設備や職場環境の改善、進化にも多くの関係者が真剣に取り組んでいます。
それだけ伸びしろのある業界の仕事だというわけです。まだまだ発展していく業界の仕事なので、若いうちに仕事を身に着け始め、発展を目撃したほうが楽しいに違いありません。
また、進化や発展の過程を体験できる醍醐味もあります。

まだ伸びる

3. 若くても稼げるから

トラックドライバーの給料は歩合制になっていることが多く、ハードにたくさん働けば、それだけたくさんお金を稼げるようになっています。
若くてもたくさん稼げるわけです。稼がないともったいないです。

たくさん稼ぐ

4. 自由度が高いから

一般的な企業、特に大企業ともなると、チームで大きなプロジェクトを進めます。仮に1人が病気か何かで休むことになってもプロジェクトが止まってしまわないように、どの作業も「誰でもできるもの」になっています。
一方、トラックドライバーは基本的に1人で仕事をします。運転席の横には上司も同僚もいません。
もちろん、アクシデントやトラブルが起これば、会社に連絡して相談できます。しかし、細かいことはトラックドライバー本人の裁量に任されています。それだけの責任を持つと同時に、自由を得られる仕事でもあります。
自分の実力を試してみたい若い人にピッタリの仕事です。

「自由だーッ!」

5. 起業資金を貯められるから

トラックドライバーはハードにたくさん働くと、たくさん稼げる仕事です。
「ゆくゆくは一国一城の主になる!」という野望にメラメラと燃えた若い人がトラックドライバーとしてたくさん稼ぎながらコツコツとお金を貯めれば、まだ若いうちに起業できるかもしれません。
できるだけ早く起業したい人は、トラックドライバーになると良いかもしれません。

起業資金

6. 変化に柔軟に対応できるから

トラックドライバーは基本的に1人で仕事を進める、自由度が高い仕事ですが、何かアクシデントやトラブルが起これば、会社に連絡して相談できます。
ただ、トラック走行中はなるべく交通の流れを妨げてはいけません。アクシデントやトラブルに、迅速かつ柔軟に対応する必要もあります。
突発的な事態に迅速に対応できる柔軟性は、一般的に中高年の人より、若い人に備わっています。

柔軟

7. キャリアアップの時間もあるから

トラックドライバーは中型運転免許大型運転免許を取得し、中型トラックから大型トラックへと乗り継ぎ、給料をランクアップさせることができます。
他にも玉掛作業者、けん引免許、危険物取扱者などの資格を取得し、さらに給料を上げることができます。
資格を増やして高度な仕事に就くことが、トラックドライバーにとってのキャリアアップと言えます。
資格を取ったり、新しい仕事に挑戦したり、キャリアアップにはやることがたくさんあるので、若いうちから始めたほうが良いかもしれません。

資格があれば職域も広がる

8. 経験豊富なベテランになってほしいから

どんな仕事でも経験豊富なベテランの存在はありがたいものです。
世の中や技術は進化していきます。生産現場は、大昔は何を作るにも手作業でしたが、そのうち機械が導入され、さらにその機械もコンピューターで自動制御できるようになりました。昔のような職人技は必要なくなったわけです。
しかし、何か問題があったときに、技術の基礎を知るベテランがいると、その問題がすぐに解決できたりもします。
経験豊富なベテランになるには、若いうちから現場で経験を積むしかありません。やはり若い人に、若いうちにトラックドライバーになってもらって経験を積んでいってほしいわけです。

ベテラン

9. 若手は歓迎されるから

このところ若いトラックドライバーが減り、高齢トラックドライバーが増えています。若い人で「トラックドライバーになりたい」という人が減っているので、若くて「トラックドライバーになりたい」と言って、運送会社などに入社したりすると、大歓迎されます。会社を挙げての大歓迎になるはずです。
会社を挙げて大歓迎されたいなら若いうちにトラックドライバーになりましょう。会社を挙げて大歓迎されるなんて滅多にありませんよ。

大歓迎

10. 他の仕事も見つけやすいから

仕事には向き不向きがあります。
若いうちにトラックドライバーになると、いろいろなメリットを享受できますが、向いていないことが判明する、ということもあり得ます。
しかし、安心してください。まだ若いのでいくらでも選択肢があります。
それにもし、キャリアアップのために大型運転免許けん引免許などを取得していたら、転職にそうした資格を生かせるかもしれません。いろいろな資格があると、それだけ勉強熱心だと思われ、これも転職に有利になるかもしれません。

転職

最後に

若いうちは可能性も活力時間もいっぱいあると、歳を取ると思ってしまうようです。若いうちは目の前のことにいっぱいいっぱいで、可能性やら活力やら時間に気付かないものです。

いっぱいいっぱいで余裕がない