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高齢でもトラック運転手の仕事ができる理由

まだまだこれから

今はいろいろな業界で人手不足になっています。そのため、今さらながら女性の活躍推進に取り組んだり、定年後再雇用定年延長の導入なども進められています。
つまり、高齢になっても元気なうちはバリバリ働こうということです。
トラック運転手も人手不足なので、今や60代も珍しくはありません。もちろん、安全運転をしっかり守るために「健康状態が良好」が絶対的な条件にはなっていますが。

1. 人手が不足しているから

トラック運転手は若いなり手が少なく、人手不足になっています。そのため、とにかく働いてくれる人には積極的に働いてもらおうという状況です。
そこで、もともと少なかった女性のトラック運転手を増やそうという「トラガール促進プロジェクト」なる取り組みも発動されました。
そんな流れで、健康な高齢者にもどんどんトラックを運転してもらおうとなったのです。

女性の運転手にも増えてほしい

2. 筋力は必要ないから

高齢者にもどんどん働いてもらおうという社会になりましたが、やはり高齢者は若者のように体は動きません。ですから、スポーツ選手は30代や40代で現役を引退するわけですが、トラック運転手はスポーツ選手ほどの運動能力を必要としません。
トラック運転手は体力仕事とは言われていますが、筋力仕事ではないのです。車の運転によるカロリー消費量はそれほど多くはないと言われています。
健康な高齢者であれば、若いころよりは衰えているはずの運動能力でも、トラックを安全に運転することに支障がないわけです。

こんな筋肉は必要ない

3. 運転がていねいだから

若い人より反射神経も衰えていると自覚している高齢者は、慎重な運転を心掛けます。いざというときにとっさの行動が遅れる分、無茶な運転を控えるわけです。
また、中には歳を取るにつれて我慢ができなくなり、キレやすくなる人もいますが、やはり多くの高齢者は運動能力の衰えもあって、おだやかになります。こういった現象を指して「あの人、若いころは乱暴者だったのに、歳を取って丸くなったねえ」なんて言います。

おだやかな高齢者

4. 仕事の種類は選べるから

ひと口にトラック運転手と言っても、仕事の内容はいろいろです。
1度仕事に出ると2~3日、長いと1週間くらい家に帰れない長距離の仕事は、さすがに高齢者には体力的に難しいと言えますが、近場を回る仕事であれば大丈夫です。
働き盛りのときは長距離の仕事でガンガン稼いでいたトラック運転手も、歳を重ねると中距離や短距離の仕事に移り、仕事を続けているという人は多いです。引退するとコーチになるスポーツ選手のように、会社の管理職になっていくベテラン社員もいますが、スポーツ選手と違って現役で働ける年数はずっと長いわけです。
また、それまで勤めていた会社が長距離専門だったなら、短距離や中距離の仕事をしている他の会社に移ればいいのです。トラック業界全体が人手不足になっていますから、他の多くの会社で経験豊富なベテラン運転手は歓迎されます。

自分に合った働き方を

5. 高齢でも元気いっぱいだから

昭和の時代は会社勤務の定年は55歳だったそうです。今なら考えられません。
そんな時代から医療が進歩し、平均寿命が伸びました。60代、70代になってもまだまだ元気だという人が珍しくなくなりました。

元気な高齢者

6. 豊富な経験を生かせるから

高齢者には若い人より優れている点がいくつもあります。その1つが豊富な経験による判断、知恵です。
運転歴が長い高齢者の運転は、道路状況の読み方やハンドル操作も的確なので安心できます。
また、長いこと車の運転を続けていると、運転技術も向上します。車の運転自体には若さあふれる腕力は必要ないわけですから、続けているとそりゃうまくもなるわけです。
もちろん、トラック運転手のベテランであれば、その長い運転手歴の中で大型運転免許けん引免許などの資格を取っているはずなので、そういった免許保持者であることも仕事には有利になります。

ハンドル握る高齢者

7. 高齢者ウエルカムな会社が増えたから

本人が働きたくても、働かせてくれる会社がなければ働くことはできません。しかし、前述したように業界全体が人手不足になっていて、高齢者雇用を促進しようという流れになっています。ですから、定年を延長したり、定年後の再雇用を可能にしたり、高齢者が転職してくることを歓迎する会社も増えています。

歓迎

8. 業界として高齢者雇用が推進されているから

くどいようですが、業界全体が人手不足になっていて、高齢者雇用を促進しようという流れになっています。
少子高齢化で若い人の数が減っていて、いろいろな業界、いろいろな会社で若い人の取り合いになっているような状況です。「高齢者でもできる仕事」に関しては、高齢者にも働いてもらおうということになっているわけです。
さらに、年金を払う若い人が減り、年金を受け取る高齢者が増えている状況で、すなわち年金制度が崩壊しかけている、何ならすでに崩壊し始めている日本にあって、政府としても「国民にはなるべく自分の力でこの状況を何としかしてほしい」と考え、政治家が責任を放棄しているようなので、ますます高齢者の労働が求められているのかもしれません。

政治家には高齢者も多いけど

最後に

トラック運転手は何としてでも安全運転を守らなければいけません。そしてそれには、運転手の健康状態が良好であることが絶対に必要です。
高齢で仕事がデキると言っても、健康管理は若いころより一層、しっかりしなければいけません。

健康維持は大事