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トラックドライバーの仕事が今どきのシニアにも魅力的な理由(ワケ)

高齢ドライバー

トラックドライバーは人手不足が続いている現状から、行政の旗振りで、女性や高齢者を物流・運送業界で積極的に採用していこうということになりました。
女性のトラックドライバーはなかなか増えていませんが、高齢者ドライバーは増えてきているようです。
高齢者の場合、高齢であるがゆえに健康面を心配し、さらにその健康面での不調からの交通事故リスクの増加を懸念する声も聞かれます。
また、本当はあらゆる国民が60歳以降は年金で悠々自適な生活を送れるような社会にするのが政治家の責務なのに、それを果たさない政治家に憤る声もあるようです。
それはそれとして、今どきの若者が昔の若者と違っていたように、今どきの高齢者も昔の高齢者とは違うようですよ、ここだけの話。



1. アクティブ

仕事や趣味などに積極的なシニア世代を「アクティブシニア」と呼ぶそうです。今どきのシニアから一番にイメージされるのが、この「アクティブシニア」ではないでしょうか。
昔は、60歳過ぎれば悠々自適に暮らしたいという人が多かったのですが、政治家の無責任さのせいで悠々自適な老後が遠のいたことのあきらめを「価値観の多様化」という言葉でうやむやにされ、「60歳を過ぎても積極的に仕事をしたいという人が増えている」と刷り込まれた結果と言える、のかもしれません。
それはともかく、積極的に働きたいなら、トラックドライバーの仕事はうってつけと言えます。トラックドライバーは体力仕事であり、体を使うので、トラックドライバーとして仕事をすると「仕事した!」という強い実感、充足感を得ることができます。

悠々自適の1例

2. 趣味にお金をかける

仕事や趣味などに積極的なシニア世代が「アクティブシニア」です。仕事をするとお金が入ってきますが、趣味は基本的にお金が出ていくものです。
お金がかかる趣味に熱中すると、ただでさえ年金で足りていないので、たくさん稼ぐ必要が出てきます。
そんなシニアには、まさにトラックドライバーの仕事がうってつけと言えるでしょう。トラックドライバーの給料は歩合制になっていることが多く、やればやっただけ稼げるからです。

趣味の1例

3. まめに情報収集

今どきのシニアは、まめに情報を収集して仕事や趣味などに熱中するそうです。今どきの若者はスマホのあらゆるアプリを駆使して情報収集に余念がないのですが、同じ時代を生きるシニアも、やることは一緒と言って良いでしょう。使うアプリなどはシニアのほうがずっと狭い範囲かもしれませんが。
今どきの若者はとにかくタイパを気にします。気にしなけりゃ気にしないで良いのですが、気にします。仕方ありません。
シニアにもタイパは大切です。60年以上も生きてきたのですから、時間が貴重だということは痛感しているはずですから。

スマホで情報収集

4. 健康意識が高い

今どきのシニアは健康意識も高いそうです。と言いますか、高い健康意識を持って生活してきたおかげで、仕事や趣味などに積極的でいられるのかもしれません。
そんな状態を今後も維持しようと、健康意識はますます向上するでしょう。
そしてトラックドライバーにとっても健康であることはとても重要です。健康を損ね、体調悪化を招くと、たとえ若くても交通事故リスクが高くなり、トラックドライバーの仕事を続けることの難度が上がります。
トラックドライバーになるなら、シニアもより一層の健康意識の向上が望まれます。

健康維持に余念がない

5. 慎重

今どきのシニアは慎重なようです。健康意識が高く、デジタルを使って情報を収集して行動しますが、その情報の信頼性をとても重視するのだとか。
今は情報が氾濫している時代ですから、これまでの長い人生経験から、それらの情報を鵜呑みにして良いのかどうか、しっかり吟味するわけです。
トラックドライバーにとって渋滞、天候などの正確な情報の収集はとても大事ですし、運転にも慎重さが求められます。
やはりトラックドライバーという仕事とシニアは相性が良いのではないでしょうか。

しっかり吟味

6. オタクティブ

アクティブシニアの進化系かとも言われているのがオタクティブシニアです。オタク気質でファッション感度が高く、こだわりを持った、購買力の高いシニアのことだそうです。
オタクティブシニアはITリテラシーが高く、多くの情報を収集して、特に「懐かしいコンテンツ」に目がないと言われています。昭和の昔に流行したアイテムを、今どきの高機能で復活させたりすると、それがヒットに結びつくようです。
物流の仕事もトラックも昭和の昔から存在するものですし、昭和の人気シリーズ映画「トラック野郎」なんかはオタクティブシニアの心に訴えるものもあるでしょう。
自分が実際にトラック野郎になるなら、まさに今!かもしれません。

昭和レトロ

7. 若い

今どきのシニアであるオタクティブシニアは仕事や趣味などに積極的でITリテラシーや健康意識が高いそうなので、ひと言でまとめると「若い」です。
体力仕事であるトラックドライバーに求められるのも「若さ」なので、今どきシニアにはやはりトラックドライバーの仕事がうってつけだと言えます。

若い!

8. 倹約しがち

少し前のシニアは時間とお金に余裕があり、孫にもたっぷりお金をかけるなんて言われましたが、今どきのシニアは物価高もあってお金にそれほど余裕もなく、そのため積極的に仕事をしないと、積極的に趣味を楽しみ、健康を維持できるお金がありません。
結果として倹約しがちになります。
トラックドライバーも労働環境改善のため、仕事の効率化が大きな課題になっていますから、倹約精神は有効です。仕事の効率化経費削減にもつながり、その結果、トラックドライバーの給料が増える可能性もあるのですから。

お金がない

9. 引きこもりがち

アクティブシニアと言っても、外に出るばかりがアクティブだということではないようです。それこそITリテラシーが高いと、外出せずとも家の中で十分アクティブに趣味を楽しめるのかもしれません。
特にコロナ禍以降、引きこもりがちなシニアが増えたと言われています。
引きこもると、人との交流も少なくなります。
トラックドライバーと言えば、基本的に1人で仕事をします。そのため、人間関係によるストレスが少ないと言われる一方、孤立感がマイナス面として指摘されたりもします。ただ、1人きりが気楽で良いと考える人たちからは、圧倒的な支持を得ているわけですが、引きごもりがちで1人きりにも慣れているシニアなら、基本的に1人で仕事をすることぐらい、わけもないのではないでしょうか。

引きこもりがち

10. 変わらない意識

シニアの定義は「60歳以上」とも「65歳以上」とも言われていますが、60歳なら60歳でも、人は60歳になった途端に「シニアになった」なんて自覚をしたりはしません。59歳だった自分と60歳になった自分に、どこも違いを見い出せないと言う人がほとんどでしょう。
世間から「シニア」だと言われても、若いころから意識は続いています。ただ、体が思うように動かなかったり、同じ年代の友人知人の訃報を聞いたりすると、「もう若くない」と思い知らされるだけです。
若いころからの意識は連続しているのに、子どものころの志、感動は、シニアになっていると忘れているものです。
人間とは、おかしなものです。

若いつもり

最後に

健康で運転が好きなら、シニアでも若者でも、一度トラックドライバーになってみましょう。新しい喜びの発見があるかもしれません。

喜びもひとしお