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セールスドライバーがちょっとだけ自慢したいこと

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セールスドライバーは配達、集荷、集金、さらには営業も行うドライバーで、一番分かりやすいのは「通販で買った商品を配達する宅配ドライバー」でしょう。
ただ配達するだけではなく、通販を行っている店舗や会社と交渉して運送を請け負う契約を取るのも仕事です。だからセールスドライバー、つまり営業も行うドライバーなのです。
正社員の場合、給料は「基本給+歩合給」となっていることも多いようです。いわゆる「やればやっただけ稼げる仕事」です。
しかし、通販で買い物した人なら分かると思うのですが、宅配には再配達がつきものです。夫婦共稼ぎが一般的であり、しかも自宅でできる仕事なのに台風の日でもわざわざ会社に通勤することを尊ぶ文化のはびこる日本では、昼間に自宅にいる人なんて稀ですからね。
再配達が当たり前ってことは自然と宅配ドライバーの仕事も夕方以降に集中しがちで、残業も当たり前です。しかも、通常の業務でも配達だけじゃなく、集荷、営業、集金、クレーム対応など、作業は多岐に渡ります。営業ノルマがある会社もあります。セールスドライバーは、数あるプロドライバーの仕事の中でも「過酷」な部類に入るはずです。

そんなセールスドライバーも他のトラックドライバー同様、ここんとこ人手不足に陥っています。過酷なだけにやりがいもたっぷりな仕事なのに、もったいない話です。
そんなわけで現在、通販に頼りまくる私たちの日常は、責任感と忍耐力と正義感に満ち溢れた現役セールスドライバーに支えられています。それだけにセールスドライバーにも、ささやかに自慢したいことの1つや2つや3つや‥10はあるわけです。

1. 高給

セールスドライバーの収入は、正社員の場合は年収300万円~年収400万円ほどと言われています。一般的な企業のサラリーマンと同じくらいは稼いでいるんじゃないでしょうか。
それに、勤務先、勤務形態でも異なりますが、荷物をたくさん運ぶだけ、または契約本数を増やすだけ、給料が上がるようです。
ま、自分がリッチだなんて自慢するのははしたないことではありますが、日本でも「はしたない」なんて感覚は薄れたようですから、自慢しても構わないでしょう。

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リッチ!

2. 社会貢献度

今やどこに住んでいようと、ネットショップでポチるだけでたいていのものは買えるようになりました。離島に住んでいる場合は送料がちょいと高くなったりしますが。
それはともかく、この行き届いた通販生活を満喫できるのも、行き届いた物流システムのおかげです。中でも宅配を担っているのがセールスドライバーの皆様方です。地球の裏側から送られた荷物を自宅に届けてくれるのもセールスドライバーですから、宅配便を少しでも利用した人は、セールスドライバーに足を向けて寝られません
そんな風に、多くの人の生活の役に立っていることを、セールスドライバーは自慢に思って良いはずです。

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寝てても荷物は届きます

3. 打たれ強さ

セールスドライバーの仕事は過酷です。1日に100件以上荷物を届けることもあると言います。お中元やお歳暮の繁忙期、つまり6月~8月、11月~年末年始は、いつもにも増して過酷になります。
配達先や得意先からのクレームもあります。無茶なクレームもあります。もちろん多いのは「もっとも」なクレームですが、それでもクレームはストレスになります。
セールスドライバーの忙しに慣れ、クレーマーにも耐える精神力を身につければ、もしかしたら世の中に怖いものはなくなるかも。

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へこたれない

4. マッチョさ

セールスドライバーの仕事に必要なのは、忙しさやクレームにも耐えられる精神的な強さですが、同時に体力面での強さも欠かせません。何せ、多いときは1日に100件以上荷物を届けることもあるのですから。
ときにはマンションの最上階に重い荷物を届けたりします。マンションはエレベーターがついていることが一般的でまだマシですが、古い団地やアパートにはエレベーターもついてなかったりします。10キロのお米を、たとえ3階でも運ぶとなると、こりゃえらいことです。
セールスドライバーの仕事に慣れるころには、かなりのマッチョになっているに違いありません。そして多くの現役セールスドライバーは、日々自分の力強さを実感しながら仕事をしているはずです。

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力自慢

5. マルチな手腕

セールスドライバーは他のトラックドライバーと違ってやることがたくさんあります。集荷、営業、集金、クレーム対応などもやらなければならないので、おのずと作業効率を考え、1つ1つの作業をなるべくスピーディにできるよう工夫するようになります。と言うか、そうしないと仕事が辛くなります。
セールスドライバーの仕事は大変なんです。逆に、これをきちんとこなせるようになるってことは、かなりすごいことです。職業人としての能力の高さの証明であり、人間的な成長を自覚することにもなるでしょう。
大威張りで自慢しまくっても良いレベルです。

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アレもコレも

6. フレッシュなさわやかさ

セールスドライバーの仕事は過酷で大変です。それでもさわやかさを保っていると、これは相当ヤバいです。
もちろん、さわやかに配達する必要はないのですが、テレビCMなんかを見ていると宅配ドライバーはさわやかなイケメンのイメージです。
トラックドライバーと言うと、世間的なイメージとしては「荒くれ者」が多かったりするのですが、セールスドライバーは違います。もちろん、トラックドライバーが必ずしも「荒くれ者」ではないように、セールスドライバーだって必ずしも「さわやかなイケメン」ってわけではありません。むしろ「さわやかなイケメンではない、ごく普通の人」であることがほとんどでしょう。
ただ、イケメンかどうかは見る人の好みもありますが、「さわやかさ」は本人の努力でいくらかは何とかなります。努力によって「さわやかさ」を手にした人は、配達先にも好印象を与えて「ごくろうさま」「ありがと」と声を掛けられる機会も増えるでしょう。これは自慢できます。

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イケメン

7. 無事故無違反

何だかんだ言ってセールスドライバーもプロドライバーのはしくれですから、一番大切なのは安全運転です。できて当たり前と言っても過言ではありません。
とは言え、セールスドライバーもにんげんですからミスはします。できて当たり前の無事故無違反ですが、それには努力も必要。それだけに無事故無違反を続けるセールスドライバーは、ちょっとだけ自慢してもいいのではないでしょうか。

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安全に荷物を届ける

8. 営業スマイル

セールスドライバーはドライバーでありセールスマンです。なくてはならないのが営業スマイルです。
失恋しようが、溝に落っこちようが、地下鉄に傘を忘れようが、配達先では笑顔で対応してこそプロです。
セールスドライバーとして得意先の担当者から「君の笑顔を見るといつもほっこりする」なんて言われたら、心の中で思わずガッツポーズをしても許されます。

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雨が降っても何があっても笑顔

9. 貯金

セールスドライバーの収入は、正社員の場合は年収300万円~年収400万円ほどで、しかも残業が当たり前ですから、せっかく稼いだお金も使っているヒマがあまりありません。そのため、貯金額が増える一方のはずです。
これも多くのセールスドライバーが自慢したいでしょう。夢のマイホームを持つのもすぐかもしれませんから。

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夢のマイホーム

10. 出世もアリ

一般的なトラックドライバーには基本的に出世はありません。中型から大型、やがてはトレーラーと、トラックの大きさによるキャリアアップと収入アップはありますが、基本的には階級の上下がないのがトラックドライバーです。
その中でセールスドライバーは、勤務先によっても違いますが、大手企業の場合は出世があったりします。セールスドライバーとしてキャリアを積み、営業成績を伸ばしていけば、センター長などになれるかもしれません。
出世の野望があるトラックドライバー志向者は、ぜひ大手企業のセールスドライバーになりましょう。

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出世への道