トラックマン

トラック専門サイト

ストレスの少ない(ように見える)職業

f:id:truck_sa:20190926125450p:plain

人間、生きていればストレスはつきものです。そしてストレスにはさまざまなタイプがあります。ノルマ達成へのプレッシャーによるストレス、守らなければいけない多くのルールによるストレス、欲求を満たせないことからのストレスなどです。
中でも、人間関係によるストレスはかなりしんどいと言えます。そのストレスの原因になるのは「人の気持ちや心」であり、それゆえにストレスを感じるのも「自分の気持ちや心」だから「しんどい」のです。「人の気持ちや心」は簡単にどうにかできるものではありません。
くどいようですが、人は生きているからには何かしらのストレスを感じます。しかし、あまりにもストレスが重いと体を壊します。病気になります。寿命も縮めます。
人は職業を選択するとき、高給を稼げる職業を選びます。収入が多ければ、欲しいものをいくらでも買うことができ、満ち足りた人生になると信じるからです。
しかし、そんな人生の実現を信じて高給を稼げる一流企業のビジネスマンになったのに、仕事のノルマや人間関係など、あらゆるストレスが襲ってきて、それに押し潰されて転職していった日本人の何と多いことでしょう。
ものごとには、メリットがあれば必ずデメリットもあります。収入が良いということは、それほど過酷なものも背負い込むことになるわけです。
そのことに気付いた、多くの賢い人たちは、職業選択の基準を「ストレスが多いか少ないか」に求めるようになっています。よりストレスの少ない職業が人気を集めているのです。
そこで今回は、ストレスの少ない(ように見える)職業を10個選んでみました。どうっすか。

1. 古着屋の店員

店員は、基本的にお客さんがいないときはやることがなく、楽そうに見えます。
ただ、それは表面的なことで、実際は「いかにお客さんを呼ぶか」「いかにお客さんに購入してもらうか」などに頭を悩ませ、また商品の仕入れや在庫管理など、作業も山ほどあって、なかなか大変な仕事だと思われます。第一、接客業なので、ていねいに他人に接しなければならず、細やかな神経も使います。
それでも、お客さんがいないときはヒマそうにしているように見えるので、ゲスニックマガジンの西条記者なら「楽で、いい~仕事だなぁー!」と言うはずです。
特にブティックなど、アパレル関係の店員は、そこのブランドや、その店のジャンルに沿ったファッションで仕事ができるので、いかにも楽しそうです。

f:id:truck_sa:20190926125833p:plain
アパレルショップの店員

2. 学者

自分の興味を突き詰め、その探求を職業にしてしまったのが学者です。何しろ自分の興味を年がら年中追いかけているので、これはストレスがなさそうです。
映画やドラマに登場する「学者」は、研究に没頭するあまり、服装や食事に無頓着だったりします。映画「男はつらいよ 葛飾立志篇」に大学教授役で登場した小林桂樹さんは団子を食べながらタバコを吸ってお茶を飲み、周囲をあきれさせました。物事に無頓着な人物として描かれた見本です。
とは言え、学者として食べていくには、大学教授になったり、研究者として論文を発刊してそれが売れなければなりません。それはそれで大変そうです。
ただ、学者にもさまざまな分野があります。まだ、研究者の数が少ない分野の学者なら、案外、学者となって研究に生涯を費やす価値はあるかも。

f:id:truck_sa:20190926130055p:plain
土まみれで作業する学者

3. 伝統工芸職人

職人はイメージとして、1人で地道な作業を延々と続けていくものです。これはストレス少なそうです。
もちろん、職人としてそれなりに稼ぐためには、かなりの修業を積んで技術を習得しなければなりません。また、その技術に対して需要がなければ、生活できません。
それでも、毎日なりふり構わず、1つのことに集中して作業する職人には、人間関係によるストレスはなさそうです。あるとしたら、自分で自分を追い込む、その苦しさです。世間的な評価が高くなれば、それによるプレッシャーもあるかもしれません。

f:id:truck_sa:20190603143143p:plain
地道な作業に取り組む職人

4. テレビタレント

長年、「ストレスなさそう(に見える)職業」のトップだったと思えるのがテレビタレントじゃないでしょうか。
何しろ、VTRを見たり、司会者や他の出演者の言うことにリアクションしてりゃ、後は人気アーティストやアイドルと仲良くできて、おいしいことだらけ。歌がうまいとか、演技ができるとか、特別な才能や努力がなくてもできそうで、ストレスなんて全くなさそうに見えます。
しかし、生活できるほど収入を得ようとすると、視聴者の人気を獲得しなきゃいけないのはもちろんのこと、継続的に起用してくれるプロデューサーをはじめとしたスタッフとの人間関係の構築、それを支えてくれるマネージャーなど事務所の存在も欠かせません。それに番組のスパイスとなるような気の利いたコメント、ちょうど良いリアクションのために、実は番組中も一瞬も気を抜けません。
テレビで人気者となっても、消えて行くタレントが多いのも芸能界です。生き残るためには、そうした戦略を考えなければいけないのです。
恋愛、結婚もタイミング、相手を慎重に選ばなければ、タレント生命はすぐに消えます。私生活はないとも言えます。
いろいろストレスが多そうです。

f:id:truck_sa:20190926130941p:plain
楽そう

5. 芸術家

職人や学者同様、1つのことに打ち込み、無用な雑事に無頓着で良さそうなのが芸術家です。自身がどれだけボサボサのヘアスタイル、ボロボロの服装でも、作品がすごければ良いのです。ボサボサのヘアスタイル、ボロボロの服装が平気な人にストレスは無縁です。
とは言え、言わずもがなですが、芸術家として食べていけるようになるには、それ相応の努力が必要です。ただ、芸術家というような大層なものではなく、アクセサリー作家、ハンドメイド小物作家とかなら、家事の合間にできそう。フリマなんかで売れば、お小遣いくらいにはなるかも。
勇気と知恵があれば、ショップを開店しちゃうのも夢ではありません。

f:id:truck_sa:20190926131128p:plain
作品に打ち込む作家

6. 評論家

学者みたいなものですが、そこまで突き詰めなくてもなれそうなのが評論家です。テレビなどで見掛ける〇〇評論家は専門知識をひけらかせるだけでギャラをもらっているように見え、それこそ「いい~仕事だなぁー!」と言いたくなります。
分野もさまざまあって、経済評論家、軍事評論家、映画評論家なんかはそれなりの見識も必要そうですが、おみくじ評論家、扇風機評論家なんてのもあって、もはや「言ったもん勝ち」にも見えます。
今はネットでいろいろ発信できる時代ですから、自称評論家として好き放題に言いたいことを言うことはできます。もちろん、誰かを著しく傷つけてはいけません。
言うのは自由ですが、それでお金を稼ごうと思ったら、発言をお金と結びつける努力が必要になります。

f:id:truck_sa:20190613102459p:plain
言ったもん勝ち

7. トラック運転手

平均年収400万円前後と言われていて、一般的なサラリーマンと大差ない収入で、しかも「1人で仕事」が基本であり、運転席の横にはうっとおしい上司もやるせない同僚もおらず、しかもクライアントからの急な電話もなく、人間関係によるストレスが皆無と言われているのがトラック運転手です。
大型トラックの運転に必要な大型運転免許さえあれば、トラック運転手の中でも特に高給と言われる大型トラックの運転手にもなれます。特別な才能、類まれなる美貌、ひときわ目立つカリスマ性も必要ありません。
安全運転さえしっかり守っていれば、ストレスで心身を疲弊させることもなく、長く働くことができそうです。物流を担うことで社会を支えるので、やりがいもパないです。

f:id:truck_sa:20190607152239p:plain
やればやっただけ稼げるトラック運転手

8. コンピューターエンジニア

IT業界の技術職は、あまり人と話すこともなく、毎日淡々とキーボードを操作して作業します。
また、IT関連の「意識が高い」経営者は、社内にたくさん緑を配置したり、社員が気軽に利用できるカフェを併設したり、社員食堂にマクロビ料理のメニューを並べたり、オサレ感を演出します。もちろん、社員の服装はTシャツ、ジーンズでもOKです。
そんな職場で働くコンピューターエンジニアは、なかなかストレスがなさそうに見えます。
実際はどうなんでしょうね。

f:id:truck_sa:20190926131723p:plain
コンピューターガール

9. YouTuber

近ごろの小学生に「将来、なりたい職業は?」と聞くと、かなり多い割合で「YouTuber」と真剣に答えるそうです。
まあ、昔からアイドルやスポーツ選手に憧れる子どもはいました。ただ、それは「キラキラ輝く職業」に憧れたからです。ところが「YouTuberになりたい」という子どもに理由を聞くと「楽そうだから」と答えるとか。時代は変わりました。
YouTuberは楽なのでしょうか? そりゃ楽でしょう。家から一歩も出ないでもできますし、作業時間も短くても問題ありません。それで生活できれば、こんな楽な仕事はありません。
それでお金になるかどうかは知りませんが。

f:id:truck_sa:20190926131900p:plain
いつでも誰でもYouTuber

10. Webライター

あまり人と話すこともなく、毎日淡々とキーボードを操作して作業するという点ではIT業界の技術職と同じです。職場もオサレかもしれません。
今はネットでいろいろ発信できる時代で、あらゆる人が好き勝手に、不特定多数に文章を垂れ流していますから、文章に対する貨幣価値は下がりまくっています。ですから、収入は低いです。

f:id:truck_sa:20190926132614p:plain
ライターの日常