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優遇されるトラック運転手

美形

世の中は不公平で理不尽なものです。社会の制度や法律が、ある程度は不公平や理不尽を是正してくれますが、あくまでも「ある程度」です。
誰が見ても「すごい美形」に生まれた人は、多くの人が優遇します。それを見て「すごい美形」じゃない人「ずるい! 不公平だ!」と言うでしょう。だからと言って、「すごい美形」じゃない人がいきなり「すごい美形」になるのは無理です。整形手術だって限界がありますし、第一、お金が相当かかります。

振り返ってみましょう。
自分自身も他人を、外見ではなく中身で判断なんかしていないのではないでしょうか。人は他人をどうしても外見で判断しています。
人間ってそんなものです。それなら、いつまでも「人生は不公平だ」だなんて言って、ひがんだり、恨んだり、悩んだりしてしてたら人生がもったいないです。ここは「世の中は不公平で理不尽」と開き直り、誰かが優遇されたことなんてきれいさっぱり忘れ、明るく楽しく過ごしましょう。
仮に今「すごい美形」じゃなくて優遇もされないという人が、来世で「すごい美形」に生まれ変わったとしても「皆自分を外見だけで評価し、中身を見てくれない」と愚痴っている可能性もあります。ひがんだり恨んだりする人は、どんな外見になっても明るく楽しく生きることができないのかもしれません。
でも、どんな外見でも愛想を振りまいていれば、きっと誰かが優遇してくれます。
それともトラック運転手になりましょう。トラック運転手は実は、いろいろ世の中から優遇される職業なのですよ。

1. 労働環境は仕事によって違う

ひと口にトラック運転手と言っても、その仕事にはいろいろな種類があります。
勤務時間が長くて思う存分稼げる仕事もあれば、専門的知識や技術が必要でこれまたガッツリ稼げる仕事もあり、また、働きたい時間を選択して働きたい時間だけ働ける仕事大型免許も中型免許も要らない仕事と、いろいろです。
トラック運転手と言えば「勤務時間が長くて過酷」というイメージが広まっていますが、仕事によっては「残業もなく、力仕事もない仕事」もあります。もちろん「残業も多く、どうしても筋肉を使う作業が多い仕事」もあります。
要するに、選択肢が多いわけです。そしてどんな職業でも、選択肢は多いほうが良いのです。
その選択肢の中で「これは優遇されてる」と感じる仕事を選ぶことができます。

力仕事

2. 労働環境は会社によって違う

トラック運転手の仕事にいろいろな種類があるように、トラック運転手を雇う会社も実にたくさんあります。
会社によって仕事の内容も違いますし、同じ仕事の会社でも大きな規模の会社もあれば、小さな規模の会社もあります。もちろん、中くらいの規模の会社もあります。
労働環境は主に会社の規模によって左右されます。大きな会社は社内規定が細かく、上司も厳しいかもしれませんが、福利厚生はしっかりしています。小さな会社はアットホームで会社の雰囲気もほんわかしているかもしれませんが、福利厚生がゆるいかもしれません。また、社内の雰囲気がアットホームで、上司もていねいな大企業もあるでしょうし、社内がギスギスしている中小企業もあります。
これまた選択肢は多いので、どんな会社かしっかり確認することが大切です。

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3. 歳を取っても働ける

仕事のタイプや労働環境で「優遇されてる」と感じるかどうかは、個人個人の気の持ちようです。これはトラック運転手に限ったことではありません。
しかし、定年の延長が他の業界より進んでいるのは、トラック業界の特長でもあります。
トラック運転手はここのところ人手不足が続いているため、経験を重ねたベテランの活躍の場が広がっています。他の業界では、シニア世代ともなれば後進の指導役や、業務改善のアドバイザー的な役回りをすることになるパターンが多くなっていますが、トラック運転手なら現役でハンドルを握ることもできます。

ベテラン

4. 転職して収入アップ

トラック運転手は人手不足が続いていて、求人広告を出している会社も多く、転職は他の業界に比べても容易です。
そのため、とりあえず大型免許の取得を支援してくれる会社に入社して免許を取得して経験を重ね、その後待遇の良い会社に移ってまた経験を積み、さらにより待遇の良い会社に移って行くというキャリアアップが一般的になっています。
中距離の会社から長距離の会社に移り、さらにタンクローリーの会社に移って収入を増やし、高齢になったらまた短距離や中距離の会社に移って時間的に楽な仕事に変わるというトラック運転手もいます。
多くの人が転職は収入アップなど、より良い条件を求めて行おうとしますが、トラック運転手は求人している会社が多いため、他の業界より「収入アップのための転職」も容易になっています。

タンクローリー

5. 資格取得を支援

トラック運転手として収入の多い大型トラックを運転するには、大型運転免許が必要ですが、多くの会社では入社時にその免許を持っていなくても、入社後に取得を支援してくれます。
他にも、仕事をするのに有利なフォークリフト、けん引免許、危険物取扱者などの資格取得を支援してくれる会社もあります。
支援の仕方は、全額支給だったり、一部支給だったり、費用を貸してくれて給料から差し引きでの返済だったり、さまざまです。

フォークリフト

6. キャリアアップもある

一般的なサラリーマンは勤務年数を積むと、係長、課長、部長と昇進します。トラック運転手には、そうした昇進はありませんが、会社ではあるので、役職が付いたりするキャリアアップもあります。
運行管理者資格という国家資格を取得し、管理職になるというキャリアアップもあります。
また、けん引免許を取ってトレーラーの運転手になり、危険物取扱者資格を取ってガソリンなどを積んだタンクローリーの運転手になるのもキャリアアップと言えます。

トレーラー

7. 未経験者も歓迎

くどいようですが、トラック運転手は人手不足が続いているので、多くの会社が新しい人材を求めています。
トラック運転手を雇う会社が採用時に重視するのが、無事故無違反かどうかの運転歴です。つまり、他の業界同様、優秀な経験者を求めています。
しかし、あまりにも人手不足が深刻なため、最近は若い未経験者にも広く門戸を開くようになっています。若い人をしっかり育て、長く働いてもらおうと考えるようになったのです。

事故は避けたい

8. 進む労働環境改善

長らく「勤務時間が長くて過酷」というイメージが広まったこともあり、人手不足が続くトラック運転手です。
行政としてもこの状況を打開し、トラック運転手のなり手が増えることを目指し、トラック運転手の労働環境の改善に取り組んでいます。
それが国土交通省、経済産業省、農林水産省の3省が連携して始めた「ホワイト物流推進運動」です。何しろ行政が取り組んでいるので、本気度が違います。そのうち、「トラック運転手は市民税免除」なんて優遇措置ができるかも。できたらいいな。

重くのしかかる税金

9. 進む女性ドライバー雇用

「ホワイト物流推進運動」より前から始められているのが、国土交通省による「トラガール促進プロジェクト」です。要するに、女性トラック運転手を増やそうという取り組みです。これも目的はトラック運転手の人手不足を解消することです。
これまで女性従業員のいなかった会社で女性従業員を採用するようになったり、女性従業員ばかりを集めたトラック運転手の会社が誕生したりしています。
女性が業界で増えるということは、男性でも女性でも働きやすい職場環境が整えられることで、さらに「誰でも働きやすい職場環境」の実現に近づきます。
ちなみに、今のところ女性トラック運転手はまだまだ少なく、少ないが故に女性トラック運転手が優遇されることもあったりするそうです。

女性運転手

10. ゆくゆくは

トラック運転手の人手不足は深刻ですが、人手不足が続いているのはトラック運転手だけではありません。
とは言え、物流を担い、人々の生活や経済を支えるトラック運転手は、社会にとって「無くてはならない存在」です。他にも介護職員、保育士などが人手不足になっています。これまた「無くてはならない存在」です。
こういった職業は国会議員並みに高給にしたり、前述したように市民税を免除したり、各種税金を減らすなど、優遇すべきです。

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